花の山と呼ばれる坪山。東ルートは経験者向け西ルートもキツイ

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坪山は、山梨県上野原市にある『花の山』と呼ばれている山です。

標高は、1102.7mで、山頂からの眺めは200度くらいかな? ^^;

北方向には、三頭山から雲取山などが見えるし、南方向には木の間から富士山も見えます

また、1番開けている東方向には、微かに東京湾も見えるという展望の良さです。

ただ山頂は狭いので、5人も居たら座る場所が無いくらいです。

びりゅう館からの周回コースがあり、約5.5kmでコースタイムは約4時間です。

ただし、これは普通に歩いた場合のタイムなので、花の写真を撮りたい人は、時間に余裕を

持って行った方が良いでしょう。

4~5月にヒカゲツツジが見ごろを迎えますが、群生しているのは珍しいそうです。

その他にも、ミツバツツジ・イワウチワ・イワカガミ 等も群生しています。

ただし、危険個所もあるため、全くの初心者さんにはおすすめできません。

急な登りや、少しの岩場を経験している初級者さん以上向きと思います。

残念ながら、私は花の時期に行った事が無いのですが、この記事では私の歩いた西コースと

東コースを解説します。

 

アクセス

びりゅう館

中央自動車道 上野原ICから約39分で『羽置の里びりゅう館』に着きます。

びりゅう館の目の前の駐車場は、びりゅう館を使う人専用なので、その下の空き地のような

駐車場に停めましょう。

約80台が停められますが、観光の方もいらっしゃるので、なるべく奥に停めた方が良いか

と思います。

電車

JR上野原駅から飯尾行のバスに乗り、びりゅう館に1番近い『学校前』まで約49分で

料金は¥1080です。

また登山口に1番近い『八ツ田』バス停までは、約52分で¥1130です。

トイレ

びりゅう館の中にありますが、八ツ田バス停近くの橋を渡って登山口へ向かうと、登山口の

入り口にもトイレがあります。

冬は暖房便座という嬉しいトイレです。(^^)

奥に見えるのが登山口

ルート地図

ルート地図

びりゅう館の〇で囲ってある中の『文』の所とトイレマークの近くが『八ツ田』バス停です。

トイレマークの所までは川沿いの車道歩きで、橋を渡ってトイレに向かいます。

地図の等高線を見ても分かると思いますが、とても狭くなっている所が多くて急な道だと

言うことです。

山頂からの下山ルートは、小ピークが3つもある事から、アップダウンが激しい道ということ

が分かりますね。

 

花を見るなら西ルート

色々な花の群生を見るなら、西コースを使いましょう。

周回すると『びりゅう館』の裏側に出て来るのですが、そこには『下山口』と書かれています

それは、西も東のコースも狭い所が多いので、一方通行した方が安全だという事だと思います

なので、どちらのコースを登るとしても、トイレのある登山口から登った方が良いでしょう。

 

西ルート

西ルートも東ルートも登山口は一緒です。

少しだけ歩いた所から分かれます。

西ルート説明

『急登ロープあり』って書いて無い所も、けっこう急ですよ^^;

九十九折に下から登って来ました。
  こんな所もあります
こんな細尾根も。このロープは掴まる用では無いです
   結構キツイ

注意してください。

両側に花が群生

ここんな急で狭い尾根道の両側に、色々な花が群生しているんです。

もっと緩い道の所にも群生しているけど、道は狭いです。

しゃがんで写真を撮ってるとき、後ろを人が通れないような所や、通れても体にぶつかって

崖下へ転落しちゃいそうな所がいっぱいです。

撮影に夢中になり過ぎないようにしてくださいね。

実際に、こういった事故起きている場所ですから。

 

東ルートは上級者向き

登山口

東ルートは、以前は通行止めになっていたルートです。

その理由は、転落事故が多く起きていて、死亡した人もいたからです。

そのルートが、2023年の11月末に行った時には、入り口の閉鎖が取れていて、伸びた草も

刈られて登山道が見えていたので、3回目の坪山で初めて東ルートを歩いて見ることにしました

はじめは緩い登り

西ルートとの分岐から入って少し登ると展望台があって、歩いて来た車道や周りの山々が

見えます。

私が行った時は、紅葉真っ盛りの頃だったので、綺麗でしたよ。

見晴らし台から

危険個所も

見晴らし台を過ぎると、傾斜が徐々にキツくなっていきます。

細尾根があったり、岩場が有ったり、傾斜がキツイ所だったり・・・

細尾根
小さいけど岩場は3点確保で
     キツイ登り

 

そして、こんなトラバース(斜面を横切る)の道も出てきます。

どこが道か分かりますか また重心を右に置かないと落ちてしまいそうな傾斜でした。

地面から直角に立ってる木と、主人の体の位置を比べると分かると思います。

2枚は、近いけど別の場所です。

これは落ち葉がある時期だったからなのか、夏場でも不明瞭な道なのかは分かりません。

私たちは、バリエーションルートを多く歩いた経験があるので、こんな葉っぱでも道を見分ける

事が出来ますが、それでもYAMAP地図を見ながら、方向を見失わないように歩きました。

トラバースの後は・・・

急な傾斜の所も、バリエーションルートで数々登って来ている私ですが、手を着かないと

登れなかったのは、今回で2回目です。

写真は、左から右に登っていっている所です。

中央の奥にオレンジ色が見えると思いますが主人が立っている所で、そこまではロープが有り

ますが、その先はロープが無かったんです。

この傾斜なのに!

 

右の私が手を着いて登っている所は、地面から出ている僅かな石や木の根っこを掴んでます

体を起こすとザックの重さもあって、後ろへグイッ!と引っ張られる感じになって、すっごく

怖かったですよ。><;

山頂直下にあった注意書き

ココを下ろうとは、私には思えない!!

この文字を見たら、数歩で山頂に着きますよ。

 

坪山山頂

山頂の全体像

山頂は、画像で見える範囲しかありません。

右にザックが置いてありますが、その横はもう斜面です。

私が見ている、目の前が三頭山です

そして、その左側には雲取山で、肉眼では防火帯も見えました。

雲取山

そしてザックが置いてあった方角には、東京湾まで見えたし視線を右に向けると、富士山も

枝の間から覗いて見えました。

東京湾も見えた

下山

下山は、山頂の写真を撮っている主人が立っている方へ降りて行きます。

登りが急なら下りも急で、慎重に降りないと危険ですよ。

時に落葉がある時は、地面に何があるか見えないですからね。

急な下り

画像では、傾斜が分かりにくいので、主人が居る所をで囲ってみました。

見えないですよね。(^0^)

こんな下りや登りを繰り返し、3つの小ピークを越えると、すっごく広いところに出ます。

自然林が美しい

坪山は、ほぼ全てが自然林なので、とても美しいし癒されます。

ピークを過ぎた当たりは、浅い谷があってそこがまたスッゴク広いので、歩きやすいように見え

ますが、迷い込まないように注意してくださいね。

道標を見落とさないように

道標は、白くて小さい物が立っています。

下って行くと広い植林帯に入り、どこでも歩けそうですが、やたらと歩いてしまうと道標を見失

うので、しっかり登山道を歩いてください。

上の地図で『奇木・巨木の森』と書いてある所には、こんな面白い札が下がった木もありました

 

 

奇木??(^^)

この奇木は、道から外れていましからね、写真を撮った登山道に戻ってくださいな。

この辺りまで来ると、もう急なアップダウンはありません。

緩く下って行けば、びりゅう館の裏手にでます。

そしてそこにある道標が下の物です。

下山口だって

地図にも、上野原市の坪山紹介ページでも、コースが一方通行だとは書いてありません。

でも、ここは『下山口』であって登山道入り口では無いんですよねぇ。^^;

上にも書きましたが、登山道は狭い所が多いので、強制的に一方通行にはしないけど出来れば

ここは降り口に使って来てくださいと、言ってように感じました。^^

 

まとめ

写真を見て頂くと分かるように、かなりな急登だったり狭い細尾根が続きます。

また東コースは、四つん這いにならなければ、バランスを崩して転落しそうな場所があります。

なので、西コースでさえも全くの初心者さんには危険だと思います。

またある程度の経験がある人も、東コースは危険を伴うので上級者向きだと思いますし、下山で

使う事は絶対に止めた方が良いです!(お尻を着いて滑るなら降りられるかも。冗談抜きです)

死者も出ている危険な場所ですから。

こういう山もあるから、いつかは行きたいなって感じで、見て頂けると嬉しいです。(^^)

 

 

 

コメント

  1. Kei より:

    こんにちは☆
    すごい急傾斜ですね~。上級者向けじゃないほうも上級者向けみたいに見えます。
    1000~1200mの山は日帰りで楽しめますけど険しい所もあるので油断できませんね。
    今年の夏、高嶺の花は尾瀬でたくさん見てきたのですが、湿原歩きよりも、やっぱり登山の道中で見つける花は感動しますよね。

    • harupy より:

      こんにちは。
      そうなんですよ。
      ここは、ちょっと危険な個所があり、実際に写真を撮ている時に
      転落事故も起きています。

      花の時期は、高尾山くらいに混むみたいですよ。^^;

      でもやっぱり、山の中の花って良いですよね。^^

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