登山用靴下の重要性と選び方。山を制する者は靴下から!

登山ウェア
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登山は、山と言う自然の中を歩くスポーツなので、足への負担が大きいスポーツです。

でも、意外と見落としがちなのが、『靴下』の存在です。

歩くスポーツなので、足元の装備は安全と快適な登山の為には、重要なポイントなのです。

なので今回は、登山用靴下の重要性、選び方、そしておすすめの商品について、詳しく説明します。

 

登山用靴下の重要性

なぜ靴下が重要なのかと言うと、長時間歩くスポーツだからです。

更に、整備されていない、凸凹やアップダウンが多い登山道を歩きます。

すると、足首・足裏・つま先・踵など、足全体へ大きな負担がかかるのです。

そして、その日に必要な荷物を、ザックに入れて自分で背負って歩く必要がありますね。

だから、靴下は登山靴と同じレベルで重要と言う訳なんです。

足への負担軽減

靴下の構造によって、足への負担が軽減されるようになっています。

それは、パイル編みだったりサポーターの役目を果たしたり、機能性高く作られているからです。

登山用靴下は足裏または全体の裏側が、パイル編みになっています。

これによって、クッション性が生まれ、足への衝撃を吸収し、疲れを軽減します。

また編み方によって、足首や足底をサポートする、サポーターの機能を持っているものもあります。

マメや靴擦れの予防

登山靴の中の足は、汗や水分で湿っていると、皮膚がふやけてしまいます。

その状態で、長く歩いて靴下や靴と擦れると、マメが出来やすくなってしまうのです。

だから、足は常にドライな状態を保つ必要があり、吸汗速乾性能が高い登山用靴下が適しています。

登山靴と足をフィットさせる

靴下は足と靴の間に入って、登山靴を足にフィットさせる役目もあります

タウンで履く靴と違って、踵側に指1本入るサイズを選ぶ必要がある登山靴。

なぜなら、長時間歩く事や気圧の変化で足がむくむので、余裕を持たせるということです。

だから、その余裕を靴下の厚みで、靴と足をフィットさせると言う訳です。

保温性

寒い時期には、保温性の高い厚手の靴下を選ぶ必要があります。

その理由は、標高が高い山では麓より気温が10℃以上も低くなるからです。

なので、その寒さから足の冷えを防ぎ、凍傷のリスクを減らすことが重要なのです。

 

備わる機能

靴下の機能としては、クッション性を高める厚さやサポート性能、吸汗速乾性など、色々あります。

例えば、下の画像のような機能が備わっているということです。

でも残念ながら、この機能が全ての靴下に備わっている、という訳ではありません。

なので、購入する時は、タグや帯に書いてある説明を良くチェックする必要があります。

選び方

登山用靴下を選ぶ時のポイントは、素材・厚さ・機能です。

それぞれについて、見て行きましょう。

適した素材

メリノウール

特性は、吸湿性と放湿性に優れているということです。

また、抗菌・防臭効果もあるので、汗臭くなり難いというメリットもあります。

デメリットは、化繊素材と比べると少しだけ乾き遅い、というところにあります。

そして、肌触りが優しいと言われているメリノウールでも、チクチク感じることもあるところです。

肌が弱い人は、腕の内側などに当ててみて、チクチクしないか確認すると良いでしょう。

化繊素材

靴下に限らず、登山ウェに良く使われている素材です。

メリットは、速乾性がウールより高く価格はウールより安い、ということです。

ただ、保温性を比べるとウールには劣る、というデメリットもあります。

ハイブリッドウール

それじゃ、どっちが良いの? って思いますよね。

その問題を解決するのが、ウールと化繊の良いとこ取りをした混紡素材のハイブリットウールです。

ウェアを見る時に、タグや帯もチェックして見てくださいね。機能の説明が書いてありますから。

厚さ

登山用靴下の厚さには、薄手  中厚手  厚手  極厚手  の4種類があります。

これらは、登山靴や登山スタイル、季節に合わせて選ぶことが大切です。

クッション性や保温性が必要なので、1年を通して中厚手または厚手の出番が多いと思います。

薄手

里山で1~2時間の登山やハイキングには、薄手が適しています。

ただ、薄手ということでクッション性の低さは、否めません。

なので、低山であっても長時間歩くときには、向いて無いと思います。

中厚手

少し標高が高い山へ行く時には、中厚手が適しています。

その理由は、森林限界を超えた辺りでは、ガレ場やザレ場が多いからです。

ガレ場・ザレ場と言うのは、登山道に岩がゴロゴロしてたり、砂みたいにジャリジャリしてる場所。

とても歩き難くて、足裏への負担も大きい登山道です。

さらに岩が多い登山道では、靴底からの衝撃が大きくて、足の疲れが酷くなってしまいます。

だから、クッション性の良い中厚手が適しているという訳なのです。

厚手

真夏には、履いた瞬間に暑いと感じると思います。

でも、吸汗速乾・透湿性能が優れていて、蒸れることが無いので登山中は、意外と快適です。

そして、厚手の靴下は、特に膝や腰に痛みが出やすい方に、おすすめですよ。

それは、クッション性がとても良くて、足裏からの衝撃が伝わりにくいからです。

極厚手

冷え性で足が冷たい方や、真冬の登山には極厚手の靴下が良いと思います。

これは、中のパイルが厚くてふかふかで、とっても温かいんですよ。

私は酷い冷え性ですが、極厚手の靴下を履いて雪山へ行った時、足が冷えることは無かったです

また、クッション性が非常に高いので、真冬や雪山以外で履いている方もいます。

ただし、他の靴下より厚みがあるので、登山靴によっては窮屈に感じてしまう場合もあります。

窮屈感があると血行が悪くなるので、極厚手の靴下を履く時は、大きめの登山靴を履きましょう。

登山靴とのフィット感も考える

フィット感として、チェックするポイントは以下の通りです。

 足が登山靴の中で動き過ぎない(しっかり地面を捉えるために)

 靴下が厚くても、窮屈に感じない(血行を阻害しないため)

 登山靴の履き口より長い(履き口が素肌に擦れると痛くなりますよ)

こんなところを、チェックして選びましょう。

靴下の長さ

長さの種類は 4種類あります。

 アンクル丈・・・くるぶしまでのもの(スニーカーソックスやアンクレットソックス)

 ショート丈・・・足首までのもので、ローカットシューズなら良いでしょう。

 クルー丈・・・ふくらはぎの真ん中辺りまでで、出番が多いですね。

 ハイソックス・・・膝下まである長さで、保温性に優れています。

この中でも一般的登山では、クルー丈かハイソックスが良いでしょう。

それは、登山靴の履き口と肌が擦れるのを防ぐためです。

靴下の丈を選ぶ時は、自分の登山靴の履き口より、長い丈のものを選びましょう。

 

 

おすすめの登山用靴下

ここでは、どんな登山スタイルにも合う、登山用靴下をご紹介します。

中厚手の靴下    

VAXPOY(バックスポット)

クールマックスという高性能繊維を使っています。

この繊維は、湿気を素早く放出し、足を常にドライに保つことが出来るという機能があります。

また、この時の気化熱を利用して、足の暑さをコントロールしてくれるのです。

さらに、足全体にサポートやプロテクトがついていて、とても高機能な靴下なのでおすすめ。

サイズはメンズで、23~25cm  25~27cm があります。

 

 

キャラバン(Caravan)

2023年秋冬ものの、キャラバンです。

特別なサポート機能はついていませんが、吸汗性と保温性に優れていて履き心地はとても良いです。

サイズは、S=22~24cm M=24~26cm L=26~28cm

素材は、メリノウール60% アクリル17% ポリエステル10% ナイロン8% 

ポリウレタン5% です。

 

 

厚手

VAXPOY(バックスポット)

サポート性能が優れていて、内側のパイルはふかふかでとても気持ち良い履き心地になっています。

私も持っていて、雪がある所へ行く時に履いていますが、とても暖かいですよ。

厚手だけど、極厚手では無いので普段履いている登山靴が履けます。

メリノウール100%ですが、汗かきの私でも乾きが悪いと感じたことはありませんでした。

速乾性はしっかりあって、化繊繊維と比べると少しだけ劣るというだけのことです。

サイズはメンズで、23~25cm 25~27cm

 

 

カタディン・ハイカー・ソックス

サポート機能に関しての特記はありませんが、足裏部分はクッション性を持たせています。

つま先や踵部分の縫い目が無いので、ゴロつきが気になる方には特におすすめですね。

また1年間の保証が付いていて、通常使用で穴が開いたなどの場合には返品が出来ます。

コレってすごく無いですか?

それだけ自信があるという、証拠ですよね。

サイズは、メンズ S=22~23cm M=24~26cm L=26.5cm~28.5cm

         XL=29~31cm

   ウィメンズ S=22~24cm M=24~26cm L=26.5~28.5cm

素材は、メリノウール57% ナイロン41% ポリウレタン2% です。

 

 

ハイソックス

R-BAO

吸湿性・放湿性に優れていて、つま先から踵までが厚地パイルなので衝撃吸収に優れています

アーチサポート機能で、足裏の疲れを軽減することができます。

素材は、コットン86.1% ナイロン12.2% ナイロン1.7%

サイズは、M=22.5~24.0cm L=24.5~26.5cm です。

 

 

エクサニスタ

スポーツ機能もお洒落も妥協したくない、と言う声から生まれた日本のブランドです。

足首から上は強めの段階着圧設計で、安定した着用感と引き締め効果も備わっています。

なので、疲労回復効果が期待できます。

足首ホールドがしっかり支えているので、凸凹道から足首を守り怪我の予防効果が高いです。

素材は、綿とポリエステルを混紡したエスコットを使用。

これは、綿の肌触りと吸汗性・ポリエステルの速乾性を併せ持っているハイブリット型です。

サイズは、23~25cm の一択。

素材は、ナイロン・ポリエステル・綿・ポリウレタンです。

しかし、%は書かれて無いので混紡率は判りません

数量限定生産を行っているようなので、気になったら即ポチをおすすめします。

 

 

 

まとめ

登山には、登山用に特化した機能性の高い靴下を履くのが良いというお話をしました。

それは、足首や足底・踵などを守る機能、吸汗速乾・透湿性能などがあるからです。

アウトドアショップで購入すると、まあまあ良いお値段がしますよね。

でも、このように機能性が高くて、登山を安全で快適に行う為に、必要な装備なんです。

必ずしも、アウトドアショップで購入する必要はありませんよ。

機能性が高いということが、大事なのですから。

登山は、『激しいスポーツである』という事を、常に頭において考ると良いですね。

身に着ける物から持ち物、食べ物まで全てを厳選して、安全で快適に楽しめるようにしましょう!

登山用靴下に関しては『登山用靴下はいつ買い替える?』という記事もあります。

ぜひ、合わせて読んで頂きたいです。

 

 

 

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コメント

  1. わーこ より:

    靴下も大事なツールですね。季節やどんな山に登るのかでも選ぶものが変わりますね。
    種類も豊富だし色々なサイトやメーカーを調べて購入するのが良さそうです。
    私が登山をしていた頃は実店舗で買うしか無かったので、セール品とかで手に入れたりしていました。

    • harupy より:

      靴下、初めて買った時は価格の高さに驚きました。^^;
      でも、使って見た時、またまたビックリしました。

      靴下1枚だけど、こ~んなに違うってことに。

      歩くスポーツですからね。
      足元装備は重要です。^^

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