ライトダウンの全て!選び方・着かた・洗い方の完全ガイド

ライトダウン
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ライトダウンは、登山に欠かせないアイテムです。

山の下は暑くても、山頂や尾根など風が吹き抜ける場所では、標高によっては夏でも防寒着が必要

なこともあります。

そんな時にライトダウンは、空気を抜けば小さくなり軽いので、ザックに入れて置いても邪魔に

なりません。

そこで、どんなライトダウンを選べば良いのか、どのように着るのか、どう洗えば良いのかなど。

初めての方にも分かり易いように、ライトダウンの選び方・着かた・洗い方について解説します

 

登山にはライトダウンを

ダウンジャケットというと、真冬に着るアイテムを思い浮かべるかと思います。

でもライトダウンはその名の通り、冬に着るモコモコのダウンジャケットとは違って、中の羽毛が少

なくて軽くて扱い易いダウンジャケットです。

登山は激しいスポーツなので、真冬でもモコモコのダウンジャケットを着てしまうと、途中で暑く

なって汗をかき過ぎてしまいます。

だからこそ、薄手のライトダウンを上手く使って、レイヤリングをしようと言う訳なのです。

行動中にも着られる

画像は、私が使っているライトダウンです。

   薄くて軽いライトダウン

薄いけど風を通さないので、寒さから体を守ってくれます。

そして薄いので、着ていても暑過ぎるという事は無く、ファスナーの開け閉めでかなり調節も出

来てアウトレイヤーとミドルレイヤーのどちらの役目も果たす、便利な上着です。

また似たような温かさのフリースは、風を通すのでアウトレイヤーとしては寒いこともあり、ミド

ルレイヤーの役割にしかなりません。

こんなに薄いけど風を通さないからフリースより暖かい

収納はコンパクトに

 ダウンジャケットには、たいてい収納袋が付いています。

 袋に詰め込んでしまえば、こんなに小さくなるんですよ。

  この袋はダウン用では無いです。
  ダウン用の袋はもう少し小さいです。(^^;)

上の袋は、このライトダウン用の袋では無いです(専用袋は無くしました^^;)

専用の袋なら、もう少し袋が小さくてコンパクトになりますよ。

  コンパクトになるから邪魔にならない

ライトダウンの収納場所

押さえて空気を抜けば、ザックの背面に付いてるポケットや雨蓋にも入れられます。

袋に入れなくても、ギューギュー押し込んじゃえば、収まってしまうんです。^^

特に冬から春先の登山は、足を止めた途端にサ=ッと冷えて来ます。

だから脱ぎ着は、素早くする必要があり、ザックのポケットや雨蓋に入れて置けば、サッと出し入れ

が出来て良いですよ。

 

ライトダウンジャケットの選び方

アウターとして着るものなので、ピッタリすぎるものは、窮屈になってしまいます。

かといってブカブカでは、ウエストベルトで閉めた時、たるみが出来て邪魔くさいです。

サイズ感

行動中に着たり、山頂などで上に羽織る事も考えて、重ね着しても動きやすいという事が大事です

ピッタリ過ぎないで、少しゆとりがあるもの、そしてブカブカ過ぎないものを選びましょう。

撥水加工がしてある

ダウンは鳥の羽なので、濡れると羽がペシャッとくっ付いてしまい、保温力が低下します。

山の天気は変わり易くて、日差しが有るのに雨や雪が降ってくる事は良くあります。

だからそんな時の為に、撥水加工が施されたものの方が安心です。

撥水加工が施されていると、濡れる事を防ぐだけでは無く、汚れからも守れるので良いですよ。

防水スプレーは、幕を作って通気性が悪くなるので、ダウンにも使えるかを確認してください。

ダウン用の撥水加工剤があるので、それを使っった方が良いですね。

透湿機能

ダウンは元々、吸湿・放湿機能があるものですが、その機能を損なわない為には生地にも、透湿

加工がしてあるものが良いです。

単に『ライトダウンジャケット』と検索すると、タウン用が多く出てきます。

なので、汗をかいても蒸れないなど、登山で使えるかどうかを確認してください。

自宅で洗えるものを

タグを見ると、洗濯不可 または NO Wash と書いて有る物が多いです。

しかし汗かいた感覚が無くても、体から発せられる水蒸気には、皮脂が混ざっているので汚れます。

すると、羽が空気を抱え込めなくなり、保温力が落ちてしまいます。

だからダウンの性能を保つためにも、洗濯をした方が良いということなのです。

でも、その都度クリーニングに出すのは大変なので、自宅で洗える物を選びましょう。

襟あり? 襟無し?

ネックウォーマーを使わない方は、襟が有った方が首周りを風から守れて暖かいです。

もちろん、ネックウォーマーを使っている方でも、襟が有った方が更に暖かいですね。

ただ暑がりな方は、襟までしっかり温めてしまうと、暑すぎると感じる事もあるので襟の無い方が

良いということもあります。

なので襟の有りか無しかは、お好みで選んで頂ければと思います。(^^;)

 

ライトダウンジャケットの着かた

ライトダウンジャケットに限らず、ダウンは直接肌に接していた方が暖かいと言われています。

その理由は、ダウン(羽)自体に保温性は無く、体から発せられた熱を羽の間に貯めこんで保温

しているからです。

ダウンは直接肌に接していた方が暖かい

ベースレイヤーの直ぐ上に、ミドルレイヤーとして着るのが、1番暖かい着かたと言う訳です

でもこれは、冬場などにアウトレイヤーを着る時の場合です。

山頂や尾根などで一時的に着る場合は、もちろん上から羽織って着ても良いですよね。

ただし、ウインドブレーカーのように、風を通さない物の上に着ても、暖かさを得る事は出来ません

 

ダウンジャケットの洗濯方法

ダウンジャケットは、家で洗えないと思っている方が多いでしょう。

しかし洗濯表示に、洗濯不可の文字が無ければ、自宅で洗うことが出来ます。

その場合は、専用洗剤を使い、正しい洗い方と干し方を行う必要があります。

必ず専用の洗剤を使う

ダウンジャケットを洗う時は、必ず専用の洗剤を使ってください。

その理由は、皮脂で汚れた羽の1本1本隅々まで洗剤が行き渡り、羽をふんわり仕上げる事が出来る

ように作られているからです。

下の洗剤は、ダウンが洗える洗剤で、型崩れ・縮み・洗濯シワ・色移り、などを防ぎながら水溶性

も油溶性の汚れも綺麗に落とすという優れものです。

さらに洗濯機で脱水しても大丈夫と謳っているので、早く乾かせて良いですね。

洗い方

洗濯機使用可の文字が無い場合は、手洗いしてください。

洗濯機で洗える場合も、『おしゃれ着』とか『やさしく』や『ドライ』などのコースを選ぶのが良い

ですね。

またダウンは水に浮いてしまうので、洗濯機に入れてまかせっきりにしないでくださいね。

水が溜まって来たら、中に押し込むようにして、全体に洗剤水を含ませましょう。

羽の偏りを防ぐために

優しく洗う理由は、羽の偏りを防ぐ為です。

手洗いする場合は、お風呂場の湯船を使うのがベストだと考えます。

それは、袖や身ごろを折りたたんで洗うと、折られた所のダウンが偏ってしまうからです。

どうしても洗面所などで洗いたい場合は、折り曲がっている場所は強く押さえ無いようにしましょう

軽く押し洗い

特に汚れが目立つ場所は、直接洗剤をつけてから、その部分だけを持ってで擦るように洗います。

決して、揉んだり強く擦ったりは、しないでくださいね。

絞る時は両手で挟んで

手で挟んで押しながら、水分を出してください。(洗濯機で脱水する場合は1分まで)

その後、バスタオルで挟んで更に押しながら、水分をタオルに吸わせましょう。

干し方

出来れば、ハンモックのようなネットの干し物を使って、平らに置いて干すのが望ましいです。

ハンガーを使う場合は、針金ハンガーは避けて、肩部分に厚みがある物を使うと、型崩れし難いです

干す場所は日陰

日陰で風通しが良い場所に干してください。

それは、人間の髪の毛が紫外線に当たって傷むのと同じ理由で、羽を痛めないだめです。

日当たりが良すぎて日陰が無いという場合は、ダウンの部分に日陰が出来るような位置にバスタオル

などを干して、日陰を作ると良いでしょう。

絶対にやってはいけない事は、高温の乾燥機使用です。

理由は、生地や羽を痛めてしまうから。

手で挟んで優しく叩きながら偏りを直す

生乾きの状態の時に、両手で挟んで優しく叩きながら、ダウンの偏りを直しましょう。

しっかり乾いた後は

それぞれ、襟・裾・ファスナー部分を持って、大きく振ると偏りがより綺麗に直ります

でもこの時に、あまり強く振り過ぎないように注意してくださいね。

新たな偏りを発生させない為に、ふわふわとダウンを泳がすような感じに行うと良いですね。

 

おすすめのライトダウン

男性用の襟付き

撥水機能・透湿機能・防風性に加えて、静電気軽減加工が施されています。

これにより、静電気によって羽が引っ張られて、抜け出てしまう事を防ぐのです。

また厳選されたダウンを80%使用しているので、厚手の中綿防寒着と同等の温かさがあります

かさも他のライトダウンよりはあるのですが、ギューと押せばとても小さく収納できて、復元率も高

いので、潰れても元通りのふわふわ感になります。

 

 

 

 

男性用の変わり種ダウン

ダウンと言っても天然の水鳥では無くて、ファイバーダウンを使用しています。

ファイバーダウンというのは、超極細のポリエステル繊維でできた中綿です。

超極細の繊維がフワフワ状態で絡み、綿になっているので、多くの空気を含みます。

これにより、天然ダウンと同等かそれ以上の温かさがあるのに、ダウンよりも軽いのでとても着心地

が良くなっています。

また撥水加工防風加工UVカット防花粉よいストレッチ性と揃った、機能性のあるアウタ

ーです。

ライトダウンは活躍する

軽量でコンパクトになり、持ち運びに便利なのに、暖かく体を守ってくれるダウンジャケット。

寒い季節だけでは無く、夏の高山でも出番が多いのがライトダウンです。

登山やアウトドアに、1枚は持っていたいアイテムなので、この機会にぜひ手に入れて頂きたいです

調べたり私の経験から 

洗濯の仕方は、もちろん調べて書いていますが、実際に私が行っているやり方でもあります。

家で洗ったライトダウンを、何年も着続けているので、誰がやっても失敗は無いでしょう。

洗濯方法は、解説した通りに行ってくださいね。

 

 

 

 

 

 

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