登山用アウターウェアを徹底ガイド!

アウターウェア
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登山用のアウターウェアは、大きく分けて5種類あります。

レインジャケット・ソフトシェルジャケット・ハードシェルジャケット

ダウン・化繊ジャケット・ウィンドシェルジャケット(ウインドブレーカー)

それぞれ目的別に使い分けをします。

どんなものを、どのように着るのかなどについては『登山の服装はレイヤリングが基本・・

の記事で解説しているので、そちらも参考にして頂きたいです。

それでは、1つずつ解説したいきましょう。

レインジャケット

レインウェア

その名前の通り雨が降った時に着るアウタージャケットです。

機能が優れたアウター

登山用アウターウェアの中で機能が1番優れていると言われています。

しかし、そのぶん価格の高いものが多いので、中々買い替えが出来ないアウターですね。

でも雨からは体を守り、運動して暑い体から出る湿気は外へ逃がす、という機能が優れています。

なので、蒸れにくく暑い季節でも、着たまま行動することが出来るアウター。

また山の雨は激しく降ることも多く、耐水圧や止水ファスナーなどもしっかり備えられています。

風が強い時でも、頭にフィットさせて飛ばないようにさせるコードが付いているものが多いです。

用途

雪山以外の山なら1年中、使うことが出来ます。

雨が降って来た時はもちろんですが、風が冷たくて寒い時に防寒用として着ることも出来ますよ。

登山用で必要な機能性

登山には、登山用に考えられた機能と数値が必要なのです。

防水機能(耐水圧)は、20000mm以上。

透湿性能は、10000g以上、の物を選びましょう。

また枝や木・岩に擦れても直ぐに破れない耐久性も重要です。

さらに、ストレッチ性能も高くなければ、動きにストレスがかかってしまいます。

山の中という過酷な条件で着用するものなので、タウン用を兼用することはできません。

機能性の低いレインウェア

防水性(耐水圧)が低いと、強い雨が長く降った場合に、浸み込んで来てしまいます。

透湿性能が低いと、体から出た汗や蒸気を逃がすことが出来ず、蒸れてウェアの中がビッショリに

「嘘でしょう!大げさに言ってるだけでしょう?」

そう思ってしまうのも、無理はないと思いますが・・・これは私が経験した事実です。

ゴアテックスだけじゃない

書いてあったら何でも良いんだ、と思い込むのは間違いです。

確かにゴアテックス製品は、機能の高いものが多いですね。

しかし、他にも様々な技術を用いて、機能性を高めているものも多くあります。

なので、必要な数値や機能性を確認して購入しましょう。

 

おすすめレインジャケット

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エバーブレスフォトンジャケット

レディース用です。詳しくは楽天市場で見てください。

 

 

ソフトシェルジャケット

ソフトシェル

ソフトシェルは保温着

登山用アウターウェアの中で、保温着に位置づけられるジャケットです

内生地は、ふんわり暖かいメッシュタイプと薄手フリース素材などあります。

色々な季節に活躍するのは、メッシュ生地の方だと個人的には感じています。

必要な機能性

行動中に着る事が多いので、ストレッチ性や透湿性能が高いものを選びましょう。

そして、1年を通して出番が多いジャケットです。

真夏でも、風が吹く高山では着たまま歩くことが多いですね。

また冬には、ミドルレイヤー(中間着)として着ることもあります。

だから私は、真夏の低山以外へ行く時は、必ず持って行っていますよ。

写真左は、既に10年以上使っているけど、未だに現役です。(笑)

防水性は無い

防水性では、無いので注意です。

でも撥水性は備えているので、短時間の小雨程度なら対応できます。

 

おすすめソフトシェルジャケット

ビオナセⅡストレッチジャケット

       MILLETのメンズサイズ。

 

 

オンヨネ レディース 

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ハードシェルジャケット

ハードシェル

生地に厚みがあるので、その分が重さとして現れます。

写真は私の物で、10年位前に購入したものなので、ずっしり重いですよ。^^;

用途

ハードシェルジャケットは、主に雪山へ行く時に着用する、登山用アウターウェアです。

ソフトシェルジャケットやレインジャケットでは、気温の低さや風の冷たさに対応できないからです

防風性・透湿性・防水性に優れていて、過酷な条件下で体を守ります。

常に着たまま歩く事が前提なので、透湿性能の高い雪山用のジャケットです。

特徴

ハードシェルジャケットは、中間着などと重ね着をするのが普通の着かた。

なので、袖幅など全体にゆとりのあるサイズ感になっています。

また厚い手袋をした状態で扱いやすいように、ファスナー部分には大きめの持ち手が付いてます

そして、生地表面は少しザラッとした手触りです。

これは雪山で足を滑らせ倒れた時に、滑りに抵抗を与えて早く止まれるようにする、という理由が。

また、雪の中でアイゼンやピッケルに引っかけても、裂けにくい耐久性あります。

 

おすすめハードシェルジャケット

ファイントラック エバーブレススノーラインジャケット

      ファイントラック エバーブレススノーラインジャケット

 

ストレッチ性を備えた生地と、カッティングによって、高い運動性能を備えているすぐれもの。

立てストレッチは127%で、横ストレッチは127%という自由度があり、ストレス無しですね。

袖にも小さなポケットが付いているので、乗り物のチケットをしまうことが出来ます。

フロントのファスナーは、ダブルスライダーなので体温調節もしやすく、快適さがあります。

特徴

ハンドポケットの後ろ側に、ベンチレーションが付いているのです。

これが脇線では無く、胸の方から裾の方へ斜めに付いているので、開け閉めがしやすいと思います。

左胸のポケットは、分厚い手袋を入れることが出来る大きさです。

 

 

ノースフェイスマウンテン ジャケット 

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ダウン・化繊ジャケット

ライトダウン

冬場だけでは無く、夏でも高山へ行く時には必要です。

ただ、ダウンは水に弱いというデメリットがあり、濡れてしまうと羽が萎んで保温性が無くなります

その点、化繊のジャケットは、水に濡れても保温性を保つことが出来るのが、ダウンとの違いですね

ただ、保温力と軽さを比べるとダウンに軍配があがります。

でも近年では、撥水加工が施されたハイブリッド型ダウンや、軽い化繊の物も出てきています。

用途

ライトダウンは、薄いものなので行動中に着ることが出来るし、持ち歩く時も小さくなります。

厚手のダウンは雪山の行動中以外には不向きで、冬季の小屋泊・テント泊などで使うことが多いです

ダウンは、吸湿性と透湿性があり保温性も高いです。

肌に近いほど効果を発揮すると言われ、それは体の熱を吸収して羽毛の間にため込むからです

泊りでダウンのシューズを履く時は、靴下を脱いで直接履いた方が、さらに温かさを感じますよ。

同じく、ダウンパンツを履く時も、ズボンを脱いで直接又はタイツの上から履くのがおすすめ。

 

 

おすすめのダウンジャケット

ショートライトダウンジャケット

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特徴

ライトダウンなので、軽くてコンパクトになるから、常にザックに入れて置いても苦になりません。

山頂や日陰での休憩で、ちょっと肌寒い時などにサッと出して羽織ると良いですね。

素材

ポリエステルなので、多少濡れても温かさを保ちます。

 

 

 

撥水ダウンジャケット

           コチラから詳しく見てくださいね

加工がしてあるので、ダウンの弱点である濡れから守り、温かさが保たれます。

大きな内ポケットが付いているので、寒い時期にはスマホや充電器を入れて置けば、低温による

電池消耗を防ぐことが出来ます。

素材

表地・裏地共にポリエステル

ダウン50% フェザー50%

 

 

ウインドシェルジャケット

ウインドブレーカーは3枚とも私のものです。実はまだ他にもあります。^^;

ウインドブレーカーと呼ぶことが多いのですが、その名のとおり『風を遮る』ジャケットです

表地の素材や裏地によって、温かさが大きく変わります。

私は常に、2種類をザックに入れていて、その時の暑さ加減で着分けしていますよ。^^

裏地がメッシュのもの

汗をかいても肌に張り付き難く、滑りも良いので私の意気に入りです。

裏地がメッシュでは無いもの(右)

これはモンベルものですが、背中や袖の下側はスースーするほど風が通ります。

でも、前身ごろと袖の上側は、風が通らないようになっていて、保温性があります。

この2つの着心地が売りなのでしょうが、私としては着るタイミングを難しくされています。

背中はザックがあるから、スースーする位で丁度良いと思いますよ。

でも、袖は風が吹くと寒いし、前身ごろは暑くてファスナーを開けているんです。

それでも、暑く感じることが多くて、予備に持っては行くけど出番の無いウインドブレーカーです

生地の厚さが中程度のもの

これは、登山口に着くまでや車の周りにいる時、山頂だけで着ています。

なぜかと言うと、歩き出すと直ぐに暑く感じてしまうからです。^^;

着れば暑いし脱げば寒い

これは、登山では良くある話しです。

登っている時は暑いけど、足を止めれば風が冷たい。

その度に、脱いだり着たりをする、これはすごく面倒ですが、れが登山なんです。

酷い時は、数分おきに脱いだり着たりしている私です。^0^

でもウィンドブレーカーは、押し込めばどこにでも入っちゃうので、全く苦にまりません、私は。

夏でも冬でも、ウィンドブレーカーは体温調節に1番向いてると、私は感じています。

 

おすすめウィンドブレーカー

マウンテンパーカー レディース

    便利なウィンドブレーカー、1枚は持ちたい! コチラから

特徴

裏地はメッシュなので、肌に張り付くことも無く、サラッとした肌触りです。

背中は、フラップ仕様になっていて、空気の流れを作り熱がこもらない構造になっています。

裾にはゴムが入っているので、風に煽られてもパタパタしにくくて良いですね。

さらに、シワになりにくいので、脱いだ時にサッと突っ込んでしまってもOKですよ。

撥水加工はしてありますが、多くの雨には耐えられないと思います。

 

 

マウンテンパーカー メンズ

特徴

ポリエステル100%の、一見すると普通のウインドブレーカーですが、とても高機能です。

撥水・防風は当たり前ですが、透湿性能・UVカット・花粉防止機能も備わっています。

スタンド襟に付いているフードは、丸めて襟に収納できるタイプ。

これは、『要が足りない程度のもの』と考えます。

なので、登山用にはフードタイプを選んで頂きたいと思います

裏地はメッシュ仕様のなっています。

 

 

柔らかウインドブレーカー ユニセックス

         柔らかいウインドブレーカーは、コチラから

特徴

裏地が付いて無くて、とても薄くて軽いウインドブレーカーです。

撥水効果が高いこと、花粉防止・速乾性があること。100gという軽さ。

またカシャカシャ音がしない、しっとりした生地です。

裏地が無くても良いひとは、軽量でシワになりにくいので良いと思います。

 

 

登山のアウタージャケット

色々なアウタージャケットがあり、それぞれの特徴によって使い分ける必要があること。

ウィンドブレーカーは、必ず持って行って欲しいことなどを開設しました。

富士登山を行う方は、ダウンジャケットやフリースなどの防寒着を、必ず持って行ってください

山の上は、真冬の寒さだという事を忘れないでくださいね。

高山へ行く人はソフトシェルとライトダウンを、持って行くことをおすすめします。

2000m以下の山へ登る時は、ウインドブレーカーで良いでしょう。

色々持つのは、嵩張るし面倒だけど『脱ぎ気をするのが登山』だと言うことをお忘れなく。

 

 

 

 

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コメント

  1. わーこ より:

    ウェアは大事だと思います。脱いだり着たりは面倒くさいと思うけど、それで汗の調節とか出来るし。
    最近のは優秀だね。私が登っていた30年前位かな、その時より性能が上がっている気がします。

    • harupy より:

      30年前なのね?
      年々、糸から進化していますからね。

      石丸哲也さんってご存じですか?
      一緒に登山をしたことがあるし、主人は石丸さんと2人で行ったこともあるんですけど
      石丸さんは、昔の人だからか未だに綿の下着やシャツを着て登山をしているそうですよ。

      最近は、病気になったり年齢的なこともあるのか
      SNSにも顔を出さなくなり、執筆オンリーになっているみたいですけど。

      • わーこ より:

        石丸さんの事はharupyさんのブログでお名前だけは知っています。ご主人と山に登った話も読みました。
        綿の下着は汗をかくと冷えた時に体温を奪われるから、少し心配ですね。
        でも着慣れていて大丈夫だったのでしょう。
        私が良く山に登っていたのは20代後半から40代にかけてかな。でも冬山は経験なしです。
        雪渓が残っている山には行ったけどね。滑って下山しました。その時は数人で登ったのでしっかり受け止めて貰ったから安全に下山出来ました。

        • harupy より:

          確かに、書いた事がありますね。
          良く覚えているね。
          昔は、それが当たり前だったし
          昔の方が気温が低くて、汗冷えもしただろうから
          「今は全然平気」だそうです。
          外国の高山へも行ってる人だから
          そういう時は、特別なのを着たでしょうけどね。

          あらら、雪渓で滑っちゃたの?
          私は、白馬大雪渓を下ったことがあるけど
          滑るから怖かったですね。
          雪渓抜けてから「アイゼンレンタルすれば良かったぁ」って思いました。

          • わーこ より:

            うっかり滑った訳ではなくて、先に滑って降りた面々に待ち構えて貰って滑ったの。
            そうした方法の方が楽?に降りられると私より経験値のある友人が言っていました。
            もちろん万全の体制を取らないと危ないからその点だけは注意ですね。
            どこの山か忘れちゃいました。harupyさんのように記録すれば良いのだけど、メモ程度の日記には残っているかな。

          • harupy より:

            あ~~、尻セードね。
            了解です。

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