刈寄山は、今熊山を通過していくルートと陣馬山の方から戸倉三山の市道山・臼杵山をへて来る
ルートなど様々なコースがあります。。
それらのコースは距離が長く、アップダウンも大きくて中々大変なコースなので初心者さんには
今熊山~刈寄山へのルートをおすすめします。
アクセス
JR五日市線の武蔵五日市駅で下車。
京王八王子駅行のバスで、約6分の今熊山登山口で下車。
手前の小峰ビジターセンターの所から歩くコースもありますが、今回は最短距離をご紹介するので
今熊神社登山口で下車してください。
道を渡った所に、今熊神社の標識があるので、それを目安に神社へ向かいましょう
車で行く人は要注意
武蔵五日市方面から行くと、トンネルを抜けて直ぐの右側に『今熊神社』という表示があるから
そこへ向かって右折しがちですが、ここは右折禁止です。
今熊山登山口のバス停を通り過ぎた所に、Uターンをするための場所が設けられています。
ですから、Uターンをして左折で今熊神社へ向かいましょう。
駐車場
道を真っ直ぐに進んで行くと、右側に今熊神社があって、その奥の突き当りが無料駐車場です。
ここは、神社へ参拝に来る人の駐車場でもあるので、登山の場合は出来るだけ奥から詰めて駐車
するのが良いと思います。
トイレ
下の画像で、左に見える建物がトイレです。
冬場は水道凍結のために使用禁止になってしまいます。
なので武蔵五日市駅から駐車場までの間に、小峰ビジターセンターがあって、そこのトイレは
無料で借りる事ができるので、済ませておきましょう。
登山開始
いきなりの急な登り
最初から急登なので、準備運動やストレッチをしっかり行っておきましょう
今熊山(今熊神社本殿)までの道は、急な登りです。
なので、ゆっくりめに歩いていきましょう。
最初の登山道
登山道の始まりは、神社横の階段です。
階段が終わると、ほぼ真っ直ぐで急な登りになります。
その急な登りが終わるころ、右斜面には天狗岩(?)と名前が付けられた岩があります。
足元ばかりに気を取られず、周りを見ながら歩きましょう。
ここを登りきると、今熊山園地という広い場所に出ます。
トイレもあるのですが、冬季閉鎖が有るかどうかは私は使った事が無いので不明です。
今熊山展望台
この場所は展望が良いので、登りで疲れた心を癒すのに良いでしょう。(^^)
上の画像で、山の真ん中に見えるのは日の出町にあるゴミ処分場です。
ここで、電線の間に陸橋が見えると思いますが、それはJR五日市線です。
陸橋の左へ目をやると、写真中央辺りに白い塊が見えると思いますが、そこが武蔵五日市駅です
赤ぼっこや青梅丘陵ハイキングコース
処分場が見える山の左手側には、『赤ぼっこ』がある長渕ハイキングコースがあり、その後ろに
霞んで見えるのは、青梅丘陵ハイキングコースだと思います
今熊園地
この広場は、今熊園地というなまえだったと思います。
登山をしなくても、ここまで歩いて来てピクニックするのも、良いと思います。
今熊神社入り口
右の階段を登れば、今熊山の山頂と今熊神社本殿があります。
私は、このコースを7~8回歩いているので、今回は今熊山をスルーしました。^^;
ここまでキツイ登りでしたが、この先は少しの間ほぼ平坦な道です。
楽々な道をしばらく歩くので、急な登りで疲れた足も癒されます。
上の画像にある道標が見えたら、左側から登って見てくださいね。
とっても展望が良いんですよ。
それが、下の画像です。
そして、このフェンス沿いには登山道があります。
でも、刈寄山方面へとしか書かれていないし、今熊山方面へも道が続いているように見えますが
地図には載って無くて私も行った事がありません。
もし体力がある方は『行って見る』だけなら良いかも知れませんが、それは戻ってくる事を覚悟
しておいてください。
体力に不安がある方は、先がどうなっているかが分からないので、行かない方が良いでしょう。
このコースで1番見晴らしが良い場所
今熊山から、この下の画像の場所へ出るまでには、狭くて踏み外すと滑落の危険もある場所
を通るので注意して歩いてください。
特に落葉が多い時期は、道の端がどこかも分からないので、極力山側を歩きましょう。
そして樹林帯を抜けると、目の前がパ~ッと開けます。
刈寄山が見える
ここの下りは急で狭い道なので、足を滑らせないように注意が必要です。
そして降りてから振り返ると・・・
赤丸の所が後ろの樹林帯から出て来て、刈寄山と書いてある写真を撮った場所です。
かなり傾斜がキツイことが判ると思います。
分岐
上の写真を撮っている所は分岐になっていて、市道山から高尾方面へ続いています。
新しく木が植えられているので、これらが成長したらま展望が悪くなってしまうと思います。
なので、丹沢方面の山が見えるのは、これらの木が成長するまで、となりそうです。
また樹林帯に入っての急な登り
展望の良さと温かい日差しを楽しんだ後は、また暗い樹林帯に入って急な登りの道です。
すでにかなり疲れていた私には、キツかったですねぇ。
そしてここは、ほぼ直登なので頑張て登りましょう。
頑張って登って行って、下の画像にある階段が見えたら山頂は目の前ですよぉ。
山頂に到着!
刈寄山の山頂
展望はあまり良く無い
冬季は落葉しているから、北方面が少しは見えるけど夏は殆ど見えません。
広い山頂で、長いベンチが5個と、ちょっと外れた所に東屋もあります。
そして東屋の中には、老朽化が進んでいますがベンチも付いていますよ。
登山開始が10:44で山頂に着いたのが12:50。
途中の休憩は無しで、写真を撮るために止まっただけなので、約2時間というほぼコースタイム
で登ることが出来ました。
お昼ご飯は冷凍チャーハン
写真を撮るの、忘れちゃいました。^^;
最近のお気に入りで、良く作って食べてます。
冷凍チャーハンは、種類も多いので色々替えて食べてると飽きないんですよねぇ。
寒い時期でも、保冷バックに保冷剤と共に入れて持って行くのが良いと思います。
なぜかと言うと、溶けてしまうと袋にこびりついてしまって、綺麗に取りだすのが面倒くさい
からです。^^;
バーナーの注意
色々な山へ行く人は、高山でも寒い時でも使えるバーナー、を使っていると思います。
そういうバーナーは、火力が強いので炒める時は常に混ぜているのが良いと思います。
そして、たった数分炒めるだけで、熱々のチャーハンが出来上がります。
カップ麺のお湯を沸かして、3分待っているより早く作れますよ。^^
チャーハンが良い理由
チャーハンは、お肉や野菜も入っているので、たんぱく質などの栄養補給にもなって、疲れを
癒します。
また寒い日には、ラーメンと同様に体を中から温めてくれます。
さら、残ったスープを頑張って飲み干す必要もないですしね。
いつもインスタントラーメンやカップラーメンを食べていると言う人には、試して欲しいです
お気に入りのチャーハン
私達のお気に入りは『ザ・チャーハン』です。
その理由は、少し油っぽくてフライパンに焦げ付き難いからです。
そしてお肉が大きくてゴロゴロ入っていて、味はちょっと濃い目でしょっぱく感じるけど汗を
かいた身体には、塩分補給も出来て良いと思うからです。
下山開始
ご飯を作ると、どうしても山頂に居る時間が長くなってしまいます。
この時は、50分も山頂にいて13:40に下山を開始しました。
下山は、いつも早い私
登りは筋力が無いからヒーヒー言いながらゆっくりなのですが、下山は主人からも「早いなぁ」
って良く言われます。^^
それはたぶん、私の動体視力が良いからだと思います。
だから下りながらも、次にどこに足を置いてどうやって降りるかを、瞬時に判断しています。
でも、木の根っこ道は中々そういう訳にはいかないですけどね。^^;
逆に、岩がポンポンとある道は、岩の上をトントンと歩くと、乗ったり下りたりしないので
楽々で早く下ることが出来ます。
大きな段差の降り方
段差が大きい所を降りる歩き方は、登山ガイドさんも推奨している歩き方です。
真っ直ぐに降りずに、横の斜面に足をかけてワンバウンドしてから降りるというものです。
大きな段差を降りるために、しゃがんだりしていると、膝に痛みが出やすいので、横の斜面を
使って、段差を小さく降りて行く方法です。
もちろん、足を着く場所が滑らない・崩れない場所かどうかの判断は必要だし、注意してくだ
さいね
こういう降り方をすると、大きな段差をヨイショッて降りるより、普通に小さな段差を歩いて
いる感覚になるから疲れにくいんです。
急な下りの歩き方
急な下りでは、太ももに力を入れてブレーキを掛けてる事になります。
短い下りな、何事も無くくだれると思いますが、長い下りや下りが何度も続くような所では
太ももへの負担が大きくなってしまいます。
そうすると、筋肉が疲れてしまってその影響で、膝が痛くなってしまうという訳なんです。
だから、無理にブレーキを掛けないで、落ちるに任せるように小走り気味に進んで行く歩き方も
あります。
でもこの小走りは、登山道への足の置き方や歩き方を完全にマスターしてからでないと、かなり危険
を伴います。
なので、初心者さんは『ちょっとやって見る』という経験を何度か積んでから、行なうようにしてく
ださいね。
何でも経験と練習が必要
私も初めは、転落の危険が無い安全な道で、2~3m小走りして見てなどの練習をしました。
ルート取りも小走りで下るのも、転んでも危険の無いような場所で、何度も練習をしてから行って
くださいね。
そして、基本的な体制(背筋を伸ばす)や歩き方(体重移動やフラットフィッティング)はきちん
と守りながら行ってくださいね。
下山しました
下山した時刻は15:15でした。
山頂から1時間35分でコースタイムより、ちょっとだけ早いかな?というタイムです。
コースタイム通りに歩く必要は全く無いんですけど、タイムを見るとその日の体調などが判る
ので道標などが有る場所や、出発・到着の時間は見るようにしています。
コースタイムとは
登山地図には、基準になる場所から次の場所まで何分かかるかと言うのが、書かれていて
これがコースタイムと言う訳です。
このコースタイムって、何を基準に決められているのかな?って調べた事があります。
『山と高原地図』では
40~50代の登山経験者2~5人のパーティー、夏山の晴天時 を基準にしています。
地図やガイドブックで違いがある
コースタイムは、地図の種類や出版社・ガイドブックを書いた人によって、同じ山でも微妙に
違うタイムになっています。
例えばスマホ地図の場合は、その地図を使って歩いた人のコースタイムを使って、平均値を出し
ているようです
なので経験者や若者が多く使っている地図の場合は、歩くスピードも速いのでコースタイムは
短くなっています。
逆に、初心者や年配の方が多く使っている地図では、コースタイムが長くなると言うことにな
ります。
私と主人の違い
主人は『ヤマレコ』で私は『YAMAP』のスマホ地図を使っていますが、コースタイムは微妙に
違っていますよ。
私が見た感じでは、『ヤマレコ』の方はベテランや若者が多く使っていて、『YAMAP』は初心者
や私のような年配者が使っているように感じます。
その理由は、ヤマレコの方がコースタイムが短く設定されている場合が多いからです。
またヤマレコには、破線コース(—–で表示)と言って正規ルートでは無いけど、道らしきもの
が有るような場所まで地図に載っているからです。
ガイドブック
またガイドブックは、著者が実際に歩いて計測しているので、一般向けに考えられているとは
言っても、著者のスピードが影響しているように感じます。
同じ山の同じコースなのに、著者によってコースタイムが違うということです。
私も登山を始めた頃は、ガイドブックを持って登っていました。
すると、コースタイムと比べて自分が歩いた時間がかなり遅かった場面が多くありました。
登山を始めた頃なので、まだ50歳になったばかりで、今より体力はありました。
それなのに、そんなに早く歩けないよ!!って事もあったんです。
だから計画が狂って、登頂時間や下山時間が狂うばかりでは無く、体力的にとても辛い思いを
した事が何度もありました。^^;
なので地図やガイドブックで初めて行く山を見る時は、1つだけでは無くいくつかを見比べて
コースタイムを確認することをおすすめめします。
まとめ
JR五日市線の武蔵五日市駅から出ているバスは、本数が少ないので時間をしっかりチェックして
おいてくださいね。
またJR五日市線自体も、中央線などと比べると本数は少ないです。
数人で歩く場合は、駅からタクシーを使うのも良いかと思います。
帰りは「〇時頃にこの鳥居の所まで来てください」と予約しておくと、待つことなく帰れて良い
ですね。
夏の低山は、すごく暑くて『修行だ!』と多くの登山者が言っています。^^;
なので、低山は秋から春の季節に歩く事をおすすめします。