常念山脈縦走をした山旅と登山を始めて4年目の記録です

登山記録
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常念山脈縦走が出来たことは、私にとって大きな成果となりました。

この縦走登山の、全ての日程を解説します。

その他、登山を始めて4年目の記録もご紹介するので、登山計画の参考にしてください。

4年間、1週間に1回の登山を続け、色々な山へ登って経験を経を積んできました。

大きな目標も立てて、努力を続けて来たのに、目前で体調不良や主人の捻挫。

心が折れそうだったけど、僅かな希望を持って日々過ごした1年でした。

 

登山4年目は健康の問題に悩んだ年

2014年は、私自身の体調不良や主人の捻挫がありました。

だから、思うように登山が出来なくて、どうやってリハビリして復活するか悩んだ年でした。

これまでコツコツと経験を積んで来て、夢であった縦走登山に近づいた寸前のこと。

自分の体調不良と主人の捻挫が重なり、夏休み登山を諦めるかどうか、主人と話し合いをしたました

結果的に、夏休み登山にはなんとか間に合い復活したのですが・・・

大変な山旅のあと、再び体調不良になってしまったのでした。

 

計画と体力づくりが大事

1年を通して計画を立て、行く山に似たところを選んで、準備していくことが大事です。

私達は、前年の夏休み登山が終わった段階で、次の夏休み登山の計画を立てます。

そして1年を通して、計画的に8月の登山に向けて、体力づくりをしていきます。

標高に体を慣らしたり、高山の登山道を歩く練習をしていくのです。

私の体調不良と主人の捻挫

頑張っていたのに、夏休み前になって私の体調不良と、主人の捻挫というアクシデントがありました

何を置いても、回復に全力を注ぎ、食事や睡眠なども見直しました。

そして、どうにか夏休み登山に間に合わせることが出来たのです。

夏休み登山後にも体調不良

でも、楽しく夏休み登山を行った後に、今度は主人が過労で体調を崩し倒れたのです。

救急病院へ行きましたが、過労は体を休める事しか治療法は無いと言われてしまいました。

それでも、私達は登山をすることでストレス発散をしているので、登山をしながら復活したのです。

 

2014年、登山4年目の記録

その他の登山記録は、カテゴリー『登山記録』にあるので、参考にしてください。

1月=4座

 12日 埼玉県 大霧山 766m

 13日 埼玉県 城峯山 1027m

 19日 東京都 日の出山 902m(五日市駅~日向和田駅)18km完歩!

 26日 奥秩父 四阿屋山(あずまや)771.6m

2月=4座

  9日 東京都青梅市 長渕ハイキングコース  大雪!!

     この時はJR青梅線青梅駅前の道路が完全に通行止めになりました。

     奥多摩では家屋倒壊などの大きな被害が出たほどの、何十年ぶりかの大雪だったのです。

 16日 東京都青梅市 青梅丘陵ハイキングコース  大雪!!

     2週続けての大雪と言うのは、東京では珍しいことでした。

 23日 埼玉県 日和田山 305m ~ 物見山 375m ~ 北向地蔵まで

3月=3座

  2日 埼玉県 長瀞アルプスハイキングコース宝登山(497m)

 16日 埼玉県横瀬町 二子山  883m

 23日 埼玉県皆野町 破風山 626.5m

4月=7座

  6日 東京都八王子市 今熊山 505m ~ 刈寄山 687m ~ 夕焼け小焼けの里まで

 13日 埼玉県横瀬町 小持山 1273m ~ 大持山1294.1m

 20日 山梨県 鹿倉山 1288m

 29日 東京都桧原村 高明山 1993.5m ~ 馬頭刈山 884m

5月=5座 テント泊1

  4日~5日 山梨県 将鑑小屋にテント泊。飛龍山を目指すも、雪に阻まれ敗退

 11日 東京都奥多摩町 奥多摩駅~鋸山 1109m ~ 大岳山 1267m ~ 御岳駅

 25日 山梨県 大菩薩 小金沢山 2014m ~ 熊沢山 ~ 大菩薩峠 1897m

6月=7座

 14日 長野県八ヶ岳 茶臼山 2384m ~ 縞枯れ山 2403m

     主人が捻挫した後でした。

     テント泊装備を担げなかったから、麦草峠2127mで車中泊をしました。

 15日 長野県八ヶ岳 丸山 2329m

 29日 山梨県 九鬼山 970m ~ 馬立山 797m ~ 沢井沢の頭 ~ 菊花山 643m

7月=6座 避難小屋泊1

  6日 山梨県 鶏冠山 1716m

 13日 埼玉県 蕨山 1033m ~ 有間山 1163m ~ 鳥首峠

  20日~21日 新潟県 巻機山1967m ~ 牛ケ岳 1961.6m   避難小屋泊

         巻磯山へ泊りで行くのは、避難小屋泊だけです。

         テント場は有りません。

8月=4座 テント泊3

毎年、8月は『夏休み登山』と言うイベントの月です。(笑)

素晴らしかった常念山脈の縦走を、細かくお伝えします。

常念山脈縦走

常念山脈とは、北アルプス南部の山脈です。

槍ヶ岳・穂高連峰と梓川をはさんで並行しています。

手法は常念岳(2857m)で、松本盆地から眺める姿が美しいことで、この山脈の名前になりました

縦走の始まり登山口は中房温泉

8月1日から3泊4日で言って来ました。

縦走なので下山口が違うため、車は穂高駅近くの駐車場に停めて、バスで中房温泉へ向かいました。

下の写真は、左の奥が長野県の燕岳で標高は2762.9m。

これは、燕山荘のテント場で撮った写真です。

右の写真は、燕岳から見た景色で、これから歩く表銀座の登山道です。

     奥は燕岳で手前がテント場
  燕岳から見た表銀座の登山道

変わりゆくテント場

私が初めて燕岳へ来た時に、テントを張った場所は、奥に見える雪がある場所でした。

でもこの年には、崩落のため今のテント場より奥へは、進入禁止になっていたのです。

その後、ネットに上がっている写真を見ると、今のテント場も少しずつ形を変えているようですね。

常念山脈縦走2日目

2日目のは、長野県の大天井岳まで歩きました。

燕山荘から大天井までの登山道は、下の写真のように常に槍ヶ岳を見ながら歩けます。

どこに槍ヶ岳があるか、分かりますか写真中央の奥で尖がってる山ですよ。^^

この登山道は、本当に素晴らしい稜線歩きでした

  表銀座縦走路

大天井岳は楽々

山頂へは、大天井ヒュッテから少し登れば、もう山頂です。3分位だったかなぁ?(笑)

左下の写真は、翌日にヒュッテから歩き出して直ぐの辺りで、振り返って大天井岳を撮りました。

あっと言う間に登れちゃいますが、眺めは最高で後方には槍ヶ岳もクッキリ見えました。

大天井ヒュッテと大天井岳
   後ろには槍ヶ岳

2日目のテント場まで

大天井岳の次は、この日の宿となる、常念小屋のテント場まで歩きました。

この登山道も、素晴らしい眺めの稜線歩きで、とても気分良く歩けましたよ。

さらに、高山植物の花々が咲き乱れる中を歩けることは、まるで夢の中にいるような気分で↑↑↑

登山道は、岩々が多かったけど、道が分からないような所は無かったと記憶しています。

気持ち良い稜線歩き
高山にもお花畑はあります
岩が多い登山道

常念小屋のテント場

テント場に着いたのは13:30でしたが、既に多くのテントが張られていて焦りました。

でも、少しだけ空いていた所に、張ることが出来て良かったです。

素晴らしい朝焼け

朝目覚めると、何やら外がとても賑やかだったんですよね。

何だろう?と思ってテントから出て見たら、素晴らしい朝焼けになっていたんです。

私は、多くの縦走テント泊をして来ましたが、こんな風に雲が真っ赤に染まるのを見たのは、後にも

先にもこの時だけでしたね。

蝶が岳へ

次の蝶ケ岳へ向かうのには、まず常念岳を超えなければなりません。

でもキツイ登りを頑張ったあとには、素晴らしい眺めのご褒美が待っていました。

常念岳の山頂から眺める、この先の登山道はワクワクが止まらなくなるほど素晴らしかったです。

しかし下り始めると、そこは大きな岩が有る登山道で、どこを降りたら良いのでしたね。(汗)

素晴らしい稜線歩きが待っている
常念岳からの下りは難しかった

最終日の宿、蝶が岳ヒュッテへ

いよいよ最終日の宿となる、蝶ケ岳ヒュッテへ向かいます。

常念岳から見た登山道は、ずっと稜線歩きのように見えまて、更にワクワクした私達でした。

しかし歩いて行った先には、急降下して樹林帯に入り、急でキツイ登り返しが待っていたのです。

疲れた体に樹林帯で、しかも急な登りは辛かったですね。

雨が降り出しガスに包まれる

樹林帯では、強く雨が降って来ましたが、急な登りを頑張って歩くと森林限界に達しました。

周りは、背の高い木々から這松(はいまつ)に代わったので、視界が広く気持ちよい雰囲気でした。

しかし、木々が無い森林限界の地域は風が強く吹いて、体が振られるほどになったのです。

おまけにガスに覆われて、遠くは何も見えない状態でした。

この地点には、蝶槍と蝶ケ岳三角点があるのですが、ガスが濃くて見つけられませんでした。

テント場

ヒュッテの隣にあるテント場は、学校の校庭くらいあるような広さでした。

そして、目の前は素晴らしい展望なんですよ。

でも私達が行った時は、真っ白なガスで何も見えなかったのが残念でした。

遮るものが無くて、素晴らしい展望だと言うことは、風が強く吹き付けるという事なのです。

なので、テントを張る時も夜中も翌朝に撤収する時も、強い風にテントが煽られっぱなしでした。

蝶ケ岳山頂

山頂は、テント場の後ろ側を登った所なので、サンダルでも行かれちゃいますよ。

中央の写真で、テントの後ろ側を登って左に少し行った所が山頂なんです。(笑)

蝶が岳ヒュッテに到着
フラットで広いテント場けど風当たりが強い
テント場の裏側から数mで到着

4日目最終日。三股に下山

素晴らしかった稜線歩きの山旅でしたが、最終日は下山するだけです。

初めの予定では、上高地へ下山すると考えていました。

でも、2人共ここまでの登山で酷く疲れていたので、三股へ降りる最短コースに変更したのです。

そのやり取りを聞いていた、小屋番さんから声を掛けられました。

「三股はバスが通って無いから、タクシーを予約しておくと良いですよ」と。

「そのために小屋には公衆電話があるので使ってください」とも教えてくれました。

電話代は2014年時点で、45秒が¥300でしたよ。(笑)

雨と風が強くなった

ずっとバサバサ激しく揺れていたテントですが、夜中2時頃に強い雨の音で目が覚めました。

主人も目が覚めてしまったので、この風雨の状態でどうするか、話し合いました。

その結果、テント撤収は雨が小降りになった時、を見計って行うことに決めたのです。

その時がいつ来ても良いように、3時にはテント内で朝食を済ませ準備して待っていたんです。

でも残念ながら、強風が弱まることは無く時間切れで、テント撤収は強風と雨の中で行いました。

なので、撤収にはかなり手間と時間が掛かってしまい、出発時間が遅くなってしまいました。

寂しい気持ちで下山開始

下山は、いつも後ろ髪を引かれるような、寂しさがあります。

だって、素敵な稜線歩きの旅は、もう終わりだから。

三股への登山道

登山道は、ずっと樹林帯の中で傾斜が急だし根っこや岩で、段差が大きな所もありました。

そして道は細いし。雨は止まないし。><。。

丸太の橋を渡る場所もあり、雨の中で歩くのにはかなり危険を感じましたね。

なので、ゆっくり慎重に歩きました。

三股への下山

ゴジラみたいな木

この登山道には、テレビの登山番組でも放映された『ゴジラみたいな木』があります。

それは、蝶ケ岳テント場から5.4kmで、三股まで1.0kmという地点。

ここを通った多くの人が、ネット上に写真をあげているので、名物となっていてご存じかもですね。

しかし最近撮られた写真を見て、その違いに驚愕しました。

かなり風化(?)が進んでいて、口の大きさがだいぶ変わってしまっているんです。

口に石を入れようとして、多くの人が触るのも一因かも知れませんね。><。。

2014年の『ゴジラみたいな木』

常念山脈縦走の素晴らしい山旅は終わった

ゴジラみたいな木を過ぎて、長いつり橋を渡ったら、この山旅は終わりで三股に到着です。

常念岳を後にしてから、良く出会っていた大学のワンゲル部の子たちも下山してきました。

そして、何度も顔を合わせていたので「お疲れ様でした!!」と労う言葉が自然に出たのです。

もう会う事は無いけれど、どこかで「あっ!」って会いたい気もしますね。

タクシーで穂高駅へ戻る

三股に着くと、既にタクシーが待っていてくれました。

終わってみると、あっと言う間だったようにも感じます。

これは、どの山へ行っても感じることですけどね。

今回は、良くこの長い距離を歩けたと、自分でも感心しちゃいました。

そして、直前まで不調だったのに、内容が濃くて素晴らしい山旅を、経験出来たことに感動しました

 

登山記録9月から

9月=4座 テント泊2

  7日 長野県群馬県境 鼻曲り山 1654m

 14日~15日 新潟県 火打山 2462m 高谷池ヒュッテでテント泊

 21日~23日 長野県 布引山 2683m 鹿島槍ヶ岳 2889m 種池山荘でテント泊

         種池山荘や爺ケ岳の近くでは、素晴らしい雲海が見れました。

         トップの画像はこの時に撮ったもので、私のお気に入りです。

10月=5座

 12日 神奈川県  塔ノ岳1491m 丹沢デビュー

 19日 東京都奥多摩町 七つ石山 1757.3m

 26日 埼玉県 顔振峠 500m ~ 越上山567m ~ ユガテ 290m

      山の中で迷い犬に出会い、放って置けないのでロープを繋いで連れて下山。

      飼い主の元へ送り届けました。

11月=9座 テント泊1

  2日~3日 雁峠 1780m 古礼山 2112m 水晶山 2158m 雁坂峠 2082m

       歩行距離20.54㎞

  9日 埼玉県 大高取山 376.4m

16日 埼玉県 秩父御岳山 1080.5m

23日 神奈川県~静岡県 金時山1212m 長尾山1119m 乙女峠1005m

       丸岳 1155m

12月=0座

居酒屋で働いていた私は、12月はとてもハードでした。

なので疲れ過ぎて、休みの日に山歩きをすることが、出来なかったのです。

 

まとめ

登山を始めて4年目の2014年は、様々な体調問題や予期しない出来事がありました。

それでも、常念山脈を歩き、テント泊3泊4日という山旅は、本当に素晴らしい経験でした。

その後もテント泊が出来たのは、登山の計画と体力作りをしっかり行ったからです。

そして自分にとって最適なタイミングを見極めて、行動することが大事だと思います。

私の登山経験が、皆さんの登山計画に役立つと嬉しいです。(^^)

この他おすすめの山については、カテゴリー『おすすめの山』の所をご覧ください。

 

 

 

 

 

コメント

  1. わーこ より:

    テント泊3泊4日はなかなか体力使う事でしょう。
    雨ならなおさらです。
    でも素晴らしい景色が見られたし頑張ったかいがありますね。
    私も稜線歩きが大好きです(笑)

    • harupy より:

      はい、3泊4日は荷物が多く(主に食料)なるから
      ザックの重さが、飲み物も含めて14㎏位になりました。
      その重さが、素晴らしい景色を眺めてアルプスマジックに掛かっていると
      感じないんですよねぇ。

      疲れることは確かなんだけど、下界とは違う疲れ方で
      これもアルプスマジックで、感じにくくなてしまいます。

      だから、家に帰ってからドッ!!!と疲れや、足腰への負担が出て来て
      翌月は、動く事が出来なくなりますね。(^0^)
      それでも、行きたいんですよねぇ。

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