山の紫外線は非常に強く、目に非常に大きなダメージを与える可能性があります。
だから、登山をする時にはサングラスが必要なのです。
この記事では、サングラスが必要な理由や選び方について詳しく解説します。
さらに、私が厳選したサングラスも紹介するので、参考にして頂きたいと思います。
山の紫外線が強い理由
紫外線量は、標高が高くなるほど増加します。
具体的数値
山の中に限ったことではありませんが、標高1000mで約10%、2000mで約20%、
3000mで約30%。さらに、3000mを超えると約40%も増加します。
標高によって、麓とこんなに違いが出るという事を、頭に入れておいてください。
特に山の中は車の排気ガスなどが無く、空気が済んでいるので、この増量した紫外線がそのまま
体に届いてしまうのです!
紫外線による目のダメージ
目は、水晶体と角膜が紫外線を吸収する働きをしています。
しかし、全ての紫外線を防ぐことは出来ず、網膜にまで到達してしまいます。
雪目
良く聞くと思いますが、雪目と言うのは紫外線角膜炎のことで、角膜が炎症を起こした状態です
自覚症状としては、目の充血・乾燥・異物感があります。
そして、これらの症状に対して処置を行わず悪化してしまうと、「目が開けられない」「見えない」
などになり、登山を続けることが出来なくなってしまいます。
また、白内障や加齢黄斑変性症のリスクも増加します。
目から日焼け
顔や体に日焼け止めを塗っていても、シミが出来ちゃった><; って経験はありませんか?
それは、目から入った紫外線が脳に伝わることで、脳が「日焼けした」と勘違いして起こる現象
なんです。
だから必要なサングラス
目から入る紫外線をカットして、目の健康と肌の美容を守るために、サングラスを着用する必要
がある、ということです。
サングラスの選び方
サングラスを選ぶ時は、以下のポイントに注意しましょう
- 紫外線透過率
- 可視光線透過率
- 偏光レンズ
紫外線透過率
紫外線を通す割合を示したものです。
数値が低いほど、紫外線を防ぐ効果が高いです。
なので、サングラスは紫外線透過率が低いものを選びましょう。
可視光線透過率
紫外線に関係なく、光を通す割合を示したものです。
なので、数値が低いと暗く見えて、数値が高いと明るく見えると言うことです。
ここで分かると思いますが、可視光線透過率と言うのは紫外線に関係ないので、数値が高くて
明るく見える方が良いということです。
なぜなら、目の瞳孔は暗い場所では大きく開き、明るい所では小さくなるからです。
瞳孔が大きく開いたら、目の奥へ入る紫外線量が多くなってしまいますよね。(^^)
偏光レンズ
特定の光をカットする特殊なレンズです。
なので、変更レンズは眩しさや反射光を抑えるのに効果的です。
雪や路面からの照り返しを防ぐので、視界がクリアになります。
登山では、薄暗い樹林帯や日当たりの良い場所を行き来するので、偏光レンズのサングラスが
特におすすめです。
レンズについてのまとめ
紫外線を防ぐためには、紫外線透過率を示す数値が低い方が良いです。
ガラスが暗いと、瞳孔が大きく開いてしまって、目から紫外線が多く入ってしまいます。
なので可視光線率の数値は、高い方が良いです。
偏光レンズなら、暗い所も明るい所もクリアに見えるので便利です。
その結果、紫外線透過率が低くて、可視光線率が高い偏光レンズが、ベストだという事になります
おすすめサングラス
LOGOS 偏光サングラス
総合アウトドアブランドのLOGOSから出ている、偏光サングラスです。
LOGOSのレンズは、紫外線透過率が1%以下です。
つまり、UVカット率が99%以上ということなので、しっかり紫外線から目を守れます。
鯖江レンズメーカー開発の高機能偏光レンズ
福井県の鯖江市は、国内シェア96%を占める眼鏡の街です。
その鯖江にあるレンズメーカーが、企画・開発した『目を守る』がコンセプトの偏光レンズサン
グラスです。
紫外線透過率は0.1%以下。つまり、UVカット率が99.9%以上という数値を持ています
さらに鯖江のレンズは、日米特許を取得している、イエローライトカット機能も備えています。
これにより、一般的なサングラスと比べて、明るいのに眩しく無くコントラストがハッキリして
目の疲れを緩和しています。
スワンズ オーバー偏光サングラス
眼鏡を掛けている人も、上から掛けられるオーバーグラスです。
可視光線透過率は、27%~30%と視界が暗めのサングラスですが、紫外線透過率は0.1%
なので、目に入る紫外線量の心配はないです。
そして偏光レンズなので、暗くてもクッキリハッキリした視界を保ちます。
まとめ
登山では、強い紫外線から目を守るために、サングラスが必要です。
適切なサングラスを選ぶことで、視力低下や目の疾患を防ぎながら、安全に楽しく登山を行うこと
が出来ます。
特に偏光レンズのサングラスは、多様な環境下での視界をサポートするため、非常におすすめです
安全で楽しい登山を行うために、ぜひサングラスを取り入れてくださいな。
コメント