トレッキングパンツの基礎知識!初心者向けに選び方ガイド

トレッキングパンツ
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トレッキングパンツは、登山やハイキングなど、アウトドアを楽しむうえ必要です。

なので、初心者さん向けに選び方・機能・ポイント・おすすめなどを解説します。

下半身を支えるトレッキングパンツは、特に行動の自由や快適性に大きく影響します。

しかし、「どのパンツを選べば良いかわからない」という方も多いのではないでしょうか?

今回は、トレッキングパンツを選ぶための、基礎知識から細かく解説します。

これを見れば、初心者の方でも安心して選ぶことが出来ると思います。

おすすめ商品までご紹介しますので、最後までごらんください。

トレッキングパンツの必要性

動きやすさ

一般的なスポーツとは違って、複雑な動きをするのが登山です。

トレッキングパンツには、登山中の動きを妨げない、ストレッチ性の高さがあります。

耐久性

岩場や藪漕ぎでも、破れにくい丈夫な生地が使われています。

機能性

撥水・速乾機能で、天候の変化や季節ごとの気温の変化にも、対応しています。

快適性

通気性・透湿性が高く、汗をかいても快適に歩き続けることが出来ます。

安全性

丈夫な生地である事から、岩場や転倒時に体への衝撃を和らげます。

 

トレッキングパンツを選ぶ際のポイント

素材

ポリエステル

軽量で速乾性に優れ、お手入れが簡単です。

ナイロン

耐久性が高いので、悪天候にも強いです。

コットン

自然な肌触りで吸湿性もありますが、乾きにくいというデメリットがあります。

混紡素材

上記の素材を合わせて作られています。

それぞれのメリットを生かせるので、高性能の繊維が出来上がります。

機能性

撥水性

雨や雪を弾き、衣服内をドライに保ちます。

速乾性

汗を素早く吸収し、乾きが早いので蒸れを防ぎます。

通気性

空気の流れを作るので、蒸れを防ぎ快適な履き心地を実現します。

UVカット

麓より強い紫外線が降り注ぐ山で、肌を守ります。

デザイン

 丈

ロング丈・ショート丈・膝上丈があります。

また、膝部分にファスナーが付いていて、ロングと膝上丈の両方を合わせ持ってるタイプもあります

シルエット

スリムフィット・リラックスフィットなどがあります。

体形や好みで選べるようになっています。

その他

ポケットは、足の横についているカーゴパンツタイプ。

お尻側に、ファスナー付きでついているタイプなど、様々なものがあります。

またベルトループが付いている物と無いものがあります。

ループが付いて無い物は、ベルト部分に入っているテープを引いて、微妙なサイズ調節が出来ます。

 

初心者向けトレッキングパンツの特徴

シンプルで使いやすいデザイン

初めてパンツを買う場合は、一般的なパンツに近いシルエットの物がおすすめです。

まだ馴染みが無いトレッキングパンツは、一見すると作業着にも見えてしまうことがあります。

特に、膝にファスナーが付いているものや、足の横にポケットが付いているカーゴタイプなどです。

初めて着用した時に、違和感を感じないように、普段履きに近いシルエットを選ぶと良いでしょう。

撥水機能

撥水機能が高いと、少しくらいの雨ならレインパンツを履かなくても平気なくらい、良く弾きます。

また、歩き方に慣れていない初心者さんは、ズボンの裾がすごく汚れます。^^;

この汚れも、生地にしみ込まず落としやすくなります。

速乾機能

それと速乾機能も高い物を選ぶことをおすすめします。

登山は運動量が高いので、冬でも汗をかきます。

そんな時に、汗でパンツが足に張り付いたら、歩きにくいだけでは無く危険も伴うからです。

ストレッチ性

表記には、『ストレッチ性』『3Dストレッチ』『4Dストレッチ』などがあります。

登山を始めた頃は、まだ歩き方も上手く出来て無いと思います。

なので、3Dや4Dなどの色々な方向へストレッチ性があるものを、おすすめします。

 

トレッキングパンツの種類を更に詳しく説明します

ロングパンツ

3シーズン用が多く出ていて、夏用の薄手のものや冬用の暖かいものもあります。

ショートパンツ

暑い夏に、長ズボンは鬱陶しいと言う方におすすめです。

膝から下が覆われて無いというだけで、とても涼しくて快適になります。

ただパンツと靴下の間が素足だと、草や枝などに引っかかった時に怪我をし易いです。

なので、下にタイツを履くと良いと思います。

コンバーチブルパンツ

膝の位置にファスナーが付いていて、ファスナーを外せば半ズボンとして着用できるものです。

また少しだけファスナーを開けて、風を通して涼しくするということも出来ます。

便利なパンツですがデメリットもあります。

それは、ファスナーの分だけ重くなることと、ファスナー部分の肌触りが悪いということです。

数gの重さは気にならない・下にタイツを履くから肌触りも気にならない、と言う方にはお勧めの

パンツです。

 

トレッキングパンツの生地の違い

3シーズン用   夏用  冬用   雪山用 があります。

3シーズン用

少し厚みのあるしっかりした生地で作られています。

織目の密度が濃いために、防風性や耐久性が備わっています。

夏用

薄い生地で作られていて、暑さ対策で吸汗速乾性や透湿性の高いものが多いです。

暑がりなかたや中のタイツで調節すれば、春から秋まで履くことも出来ると思います。

冬用

暖かい裏地が付いていたり、裏地がフリース素材の物があります。

左の画像は、厚地の裏地が付いていて、右の画像はフリース素材の裏地です。

どちらのパンツも、雪の有る山へ行く時に履きましたが、寒く無かったです。

   薄めだけど暖かい裏地のトレッキングパンツ
トレッキングパンツでフリース素材は雪山でも暖かい

雪山用            

本格的な雪山へ行く場合は、ハードシェルパンツが良いでしょう。

ハードシェルパンツと言うのは、レインウェアに良く似たものです。

雪山で履く事を想定して作られているので、更に耐久性が優れています。

また、レインウェアには無い保温性もあります。

生地の表面はザラザラしていて、滑落時の勢いを軽減する効果があります。

雪山へ行くなら雪山用を

ハードシェルパンツに求められる機能で、絶対的に必要なのが防水性と透湿性です。

雪山登山は、通常の登山より遥かにハードです。

だから髪の毛が凍るほどに寒くても、通常より多く汗をかきます。

でも外気温はとても低いので、体を冷やさない事が重要なのです。

そのために、防水性能と透湿性は、妥協せずに選びましょう。

           画像をクリックしてショップにてじっくり見てください。

トレッキングパンツの選び方

上の方で書いた内容を、しっかり吟味して選びましょう。

おすすめ出来ないワー●●●のパンツ

安くて機能性が高いからと、最近人気が出ているので使った事があります。

シルエットは、全体的にスリムタイプだと感じました。

ストレッチ性は、すごく高くて良いと思いました。

機能性が登山向けでは無かった

しかし、吸汗速乾性や透湿性能は、残念ながら夏の登山には通用しませんでした。

急な所を登っている時、足に貼りついて動かしにくかったんです。

真夏以外で短時間の行動だったら、問題は無いかも知れませんが。

 

おすすめトレッキングパンツ

ミレー モンテローザ

冬にも履ける2重織のトレッキングパンツで、撥水性もあります。

レギュラーフィットタイプで、立体裁断なので動きやすくストレッチ性も良くストレス無しです

ポケットが4か所ついているので、お財布やチケットなどの収納にも便利です。

素材は、ダブルウィーブストレッチナイロン93%  ポリウレタン7%  です。

 

メーカー不明 クライミングパンツ

暖かいフリースの裏地が付いています。

でも、ファスナーで取り外せるので1年を通して使えるパンツです。

また、防風・撥水・通気性・ストレッチ性・耐摩耗性・速乾性 と性能も良いパンツです。

素材は、ポリエステルで裏地はポーラフリースとなっています。

サイズはXSから4XLまであるので、女性から男性まで履けますね。

 

 

 

ザ・ノース・フェイス アルパインライトパンツ

3シーズン用のライトパンツで、左はメンズ、右がレディースです。

素材

リサイクルナイロンとポリウレタンの混紡生地です。

ナイロン92% ポリウレタン8%です。

機能

高いストレッチ性があり、ニットのような伸縮性と着心地の良さが特徴です。

また立体パターンを使っているので、動きを邪魔せずストレス無く歩く事が出来ます。

ウエストにはスピンドルが付いていて、微妙なサイズ調節も出来ます。

右ヒップとサイドにファスナー付きポケットが付いています。

サイドのポケットはヒップハーネスに干渉しないように、スライダーが下に配置されています。

サイズ

メンズがS~XXLまで  レディースがS~XL まで揃っています。

 

 

まとめ

トレッキングパンツは、登山を快適に楽しむために、不可欠なアイテムです。 

大事な事は、防風性・保温性・速乾性・ストレッチ性・撥水性 が備わっているということです。

アウトドアメーカーの物は明記していなくても、それらの機能は基本として備わっています。

ポケットやシルエットなどは、自分の好みで自由に選んで良いと思います。

登山をする時は、帽子から靴まで全てにおいて、高機能の物を選ぶことが大切です。

それによって、キツイ登山道も快適に歩けて登山を楽しむ事が出来ます。

1点1点しっかり確認して選ぶようにしましょう。

他のウェアについては『レイヤリング』『アウターウェア』の記事で解説しています。

参考にして頂きたいと、思います。

 

 

 

コメント

  1. Kei より:

    こんにちは。
    僕はずっと伸縮性のあるジーンズで・・。まあ、冬~春はほぼ登らないので冷えた覚えはないんですけどね。
    今度、モンベルに行ったらいろいろ探してみます。
    今年、と言っても終盤だけでしたが、いろいろ学ばせていただきました。ありがとうございました。
    来年もよろしくお願いします。

    • harupy より:

      こんばんは。
      ご丁寧にごあいさつをありがとうございます。

      そうだったんですね。
      しっかり登山をする為には、やはりジーパンでは・・・
      冷えは寒い時期だけでは無いのでご注意を。
      真夏でも汗冷えするのは危険ですから・

      ビックリするくらいの違いを感じられると思います。

      こちらこそ、来年もどうぞよろしくお願い致します。‍♀️

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