肌を守って登山をしましょう。
山は空気が澄んでいること、標高が高いことなどから、平地より紫外線が強く降り注ぎます。
なので、出かける前に日焼け止めを塗るだけでは、肌へのダメージを抑えきれません。
10年以上登山を続けた私は、シミやソバカスが酷くなって、ショックを受けています。
私の経験から、日焼け止めだけでは足りない!と感じた訳です。
後悔しない内に、日頃のスキンケアから、しっかりおこなうためのアイテムを、ご紹介します
肌を守って楽しい登山
山の紫外線は、平地より10~20%も多いと言われています。
これは標高によって変わって、富士山山頂では平地より40%も強い、と言うことなのです。

肌を襲う紫外線、YAMAPの実験
YAMAPが面白い実験をしています。
ドンドン上がっていく数値に、ここまで?とビックリでした ^^;
山の紫外線が強い理由
平地は大気量が多く、微粒子も多く含まれるため、紫外線は散乱するので指数は低くなります。
一方、山の大気量が少ない上に、空気が澄んでいることで、紫外線が散乱しにくく降り注ぎます。
周りの紫外線から肌を守って!
紫外線は、反射します。
雪面や地面・岩などに当たった紫外線が、反射して下から肌を襲うのです。
特に標高が高い山では、木や足元に生えている草も少ないので、浴び放題になってしまいます ^^;
上からだけでなく、周りや下からの紫外線も、意識してください。
登山中だけでは足りない
多くの登山者は、家を出る時に日焼け止めを塗りますよね。
でも当日だけのケアでは、肌のダメージを防ぎきれないんです。
保湿して肌を守って!
みなさんは、保湿の大切さを、良く知っていると思います。
乾燥すると、シワが出来やすいですものね ><;
その乾燥が、紫外線のダメージを大きくしてしまうのです。
保湿は前日から
シートパックを使って保湿をしたり、化粧水をたっぷり染み込ませることが大切なのです。
これは顔に限った事ではなく、腕や首なども同様に保湿しておきましょう。
当日の朝も
しっかり化粧水で肌に水分を補ってから、日焼け止めを塗って肌ダメージを軽減しましょう。
髪や頭皮も忘れずに
紫外線カットが出来る帽子を被るのも大切ですが、下からも紫外線は反射して来ますからね。
前日にトリートメントをするなど、髪や頭皮の保湿も忘れずに。
また日焼けのダメージは、薄毛の要因にもなるので、スプレー式の日焼け止めを使うと良いですね
化粧下地を使う
ファンデーションを塗る前に使う下地にも、UVカット効果があるものがおすすめです。
メイクを崩れにくくすることが出来るし、もし崩れてもその下でカバーできるから。
登山では、ウォータープルーフのファンデーションでも、汗を拭くときに崩れやすいですもんね。
意外と忘れる唇
皮膚の薄い唇も、日焼けをしてダメージを受けてしまいます。
ひどいときは、皮が剥けてしまたりヒリヒリしたり。。。
なのでリップクリームも、UVカット効果があるものを使いましょう。
日焼け止めを塗り直す
SPF数値やPA+の大きなものを使っているから、朝つけたら帰るまで安心って思うのは、NGなんです
汗をかいて拭いたり、ザックやウェアと擦れたりするので、数値は30位でも良いので、細めに塗り
直す方が効果的です。
塗り直しはどうする?
肌についた汗や埃をふき取ってから・そのまま塗り重ねても良い、という意見に分かれます。
これは好みの問題で、やり方を選んで良いのでは?
ただ、日焼け止めによっては、肌が乾燥しちゃう人もいますね。
乾燥が気になる人は、化粧水を含ませたコットンやシートを持って行き、軽く拭いてから塗り直すと
肌への水分補給になって良いですね。
スプレー式が便利
肌にも髪にも使えるし、保湿効果も得られるし、スプレーするだけという手軽さなので、良いですね
肌を守って登山をしないと
アイテムをご紹介しましたが、もし手抜きをしたらどうなるか、もお話しますね。
いま直ぐに影響が出なくても、年齢を重ねてから、シミだらけ・ソバカスが酷い・シワが深いと悩む
ことになるので、本当に気を付けてくださいな。
紫外線UV-A
波長が長いので、肌の奥まで届いてしまい、シワやたるみの原因になります
日焼け止めではPA+で表示され、+の数が多いほど強力に防ぐ、という意味になります。
たるみやシワは、ダメージを受けて直ぐに現れる訳では無いので、後でショックを受けるのは、UV-A
の影響が大きいです ^^;
紫外線UV-B
波長が短くて、肌の表面に作用します。
良く言う、日焼けした~、の肌が赤くなるような、炎症を起こすのがUV-Bの仕業です。
またメラニン色素を生成して肌が黒くなったり、シミができたりします。
さらに皮膚細胞を傷つけるので、皮膚がんの原因になる可能性もあります。
表示の数字はなに?
日焼け止めではSPFで表示されますが、この数値は単に時間を表示しているものではありません。
それは何も塗らない場合と比べて、何倍遅らせることが出来るか、という意味になっています。
例えばSPF30なら、何も塗らない場合と比べて、約30倍遅らせるということです。
SPF1が20分なので、×30倍で約600分=約10時間、UVBによる日焼けを防ぐ、という意味
になるのです。
日焼け止めで肌を守って
ウォータープルーフタイプの日焼け止めであっても、擦れるとヨレたり取れたりします。
なので、数値が大きい予防効果の高いものを、1日1回塗ればOKという訳にはいきません。
拭いたり擦れたりした場合は、こまめに塗り直すようにした方が、肌を守るためには効果的です。
ウェアの繊維や色でも期待できる
登山用ウェアに良く使われているポリエステルは、UV-Bの透過率が低いことが解っています。
日焼け止めと併用することで、さらなる効果が期待できますね。
また黄色も透過率が下がる、という研究結果があるそうなので、ウェアに取り入れて見るのも良いで
すね。
肌を守って登山をしよう!
10年以上の登山歴がある、私の実体験から感じているので、強くおすすめをしています。
登山をする時に、日焼け止めを塗らなかったのは、冬場だけなんです(これダメです^^;)
日帰りはもちろん、テント泊する時だって、しっかり日焼け止めは塗っていました。。。
ただし塗り直しをしたことは、全く無かったのです。。。
ソバカスの多さに驚いた
元々視力は悪かったのですが、訳ありでメガネが作れなかったんです。
徐々に近視が強くなって、眼鏡を作ることができ、自分の顔を見たら (ー-;)
顔だけじゃありません、腕も肘から下がシミだらけ ><。。。
主人に、前からこんなだった?って聞くと、何年か前からだなぁって。
手抜きは後から襲い掛かる
出来てしまったシミ・ソバカス・深いシワは、綺麗にするのが難しいです・・・って出来ないかも。
だからこそ、後悔する前に予防をしっかりして頂きたいのです。
楽しい登山の代償が、顔中のシミやソバカスなんて、悲しいですからね。
今回は、日焼け止めのおすすめ商品をご紹介しましたが、その他の色々なものはカテゴリーの中に
まとめてあります。
おすすめアイテムを見てくださいな。(^^)