美ヶ原の王ケ頭と王ケ鼻登山!初心者も楽しめる絶景ハイキング

おすすめの山
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標高2000mを超える高原、長野県美ヶ原。

その中でも特に人気の高いのが、王ケ頭と王ケ鼻です。

雄大なパノラマが広げる絶景と、比較的歩きやすい登山道は、初心者の方にもおすすめです。

今回は、そんな美ヶ原の魅力をたっぷりお届けします。

 

美ヶ原の地図

         黄色い線のところが、この時に私が歩いた登山ルートです。

 

美ヶ原の魅力とは

何と言っても雄大な景色でしょう。

360度のパノラマが広がり、様々な山を一望できます。

見えるのは、北アルプス・中央アルプス・南アルプス・八ヶ岳など、登山者に人気の山域です。

特に、早朝の朝焼けや夕焼けは絶景で、訪れる人を感動させます。

夏でも涼しい

また、美ヶ原は高原なので、夏でも涼しく過ごせます。

私が訪れたのは10月だったので、長袖1枚では寒いくらいの気温でした。

さらに、遮るものが無い広い高原は、風が強く吹き抜けるので、夏でも上着を持参した方が良いですね

そして、高山植物も沢山咲いていて、四季折々の美しい景色を楽しむことが出来ます。

私が行った時には、牛が放牧されていたり、ポニーが離されていたりて、癒されましたよ。

放牧されている牛
  人懐こいポニー

王ケ頭と王ケ鼻ってどんなところ?

王ケ頭

美ヶ原の最高峰です。

すごく広い高原の中に、美ヶ原美術館がありますが、その反対方向に王ケ頭ホテルがあり、その直ぐ

近くに、大きな岩の山頂表記があります。

王ケ頭。スニーカーで行かれます。

私が行ったこの時は、生憎の天気でしたが、晴れていたら素晴らしい眺めです。

王ケ鼻

松本市内を一望できる、絶景スポットにあります。

高原の方から歩く場合は、少し岩々な場もが有りますが比較的安全に歩けます。

私は、高原の下から登るコースを歩きました。

登山コースは、後でご紹介しますね。

   後ろの景色が見えないのが残念
何故か平らな石が積み上げられ、お地蔵さんが多くありました

アクセス

美ヶ原へは、車やバスで行かれます。

高原なので、観光客もあるくことからか、道は整備されていています。

王ケ頭から王ケ鼻までは、緩やかなアップダウンを繰り返し、約40分で到着です。

下から登る場合

位置的には、王ケ頭の真下という感じの所に、駐車場があります。

ネットで登山者の情報を見ると、いこいの広場に停められると書いてありました。

でも、行って見ると登山者は別の場所に誘導されていました。

  観光客用の駐車同
  登山者は、こちらへ

夜間駐車禁止と書いてはあります。

しかし、私が4時前に着いた時、鎖やロープがされて無くて出入りは出来ましたけどね。

これは2016年10月の情報なので、これから行かれる方はチェックしてください。

駐車場を出て、左へ車道を数分歩くと登山口の道標があります。

 

登山道

登山口

登山道の初めは、緩い登りで楽々だったのですが、段々傾斜がキツくなっていきました。

  登山口に近い辺り
  傾斜がキツくなってきた
  岩々も出てきたよ

 

元山小屋?

しばらくキツイ道を登って行くと、大きな小屋がありました。

昔は山小屋として営業していたのでしょうか?

中をのぞくと、綺麗に掃除されていて神棚が祭られていました。

そして、すごい『お宝』を発見!!

主人が「高く売れるぞ!」なんて言ってたけど、神棚が祭られている小屋の物に手を出せないですよね

  綺麗になっていて神棚もありました。
 昭和45年の少年キング。中は読めるほど綺麗でしたよ。

 

王ケ頭と王ケ鼻の分岐

こかから少し登って行くと、王ケ頭と王ケ鼻方面への分岐がありました。

私たちは、王ケ鼻へ登って王ケ頭を通って、この分岐へ降りて来る周回コースを選びました。

ここからの距離は、王ケ鼻へは1.9kmで王ケ頭へは0.5kmです。

もし、疲れを感じているならら、王ケ頭へ登ってから王ケ鼻へ向かうことをおすすめします。

その方が距離が短くて、歩く道も優しいからです。

王ケ鼻へ

はじめは樹林帯で、岩々な所を歩きます。

山の斜面を横切ることを『トラバース』といいますが、ここの登山道はトラバースする道です。

  トラバースする道

ココからは、180度の大展望で素晴らしい眺めなんです。

でも、私たちが見たのは、美しい雲海でした。

 

 

トラバースが終わると、王ケ鼻への急な登りが始まります。

0.6kmほぼすべてが、急な登りだったように記憶しています。

昔のことで、記憶が定かではありませんけどね。

最後の登りはキツかった

ここを頑張って登ったら、山頂に到着ですよ。

王ケ頭の山頂は、高原にあったから山頂の雰囲気がありませんでした。

でも、王ケ鼻へはキツイ登山道もありました。

そして、トラバースしながら雲海も見たので、登山をしてるという気分たっぷりで到着しました

北アルプスが見えた

登って来た方と反対側を見ると、穂高連峰や槍ヶ岳も見えてていました。

手前の白い所は、雲海です。

アルプスから見る雲海は、凸凹してて荒々しいことが多いです。

でも、ここから見える雲海はシルクのように滑らかで綺麗でした。

アルプス展望コース

王ケ鼻から王ケ頭へ向かう道は、途中に分岐があります。

1つは、王ケ頭をトラバースしてしまう、アルプス展望コースです。

私は、アルプス展望コースを選びました。

その選択は、前日に王ケ頭へ行っていたからです。

アルプス展望コースは、こんな気持ち良い笹ロードでした。

でもガスガスで、景色が見えないのは、とても残念でしたけど。

楽々歩ける笹ロード

烏帽子岩に到着

楽々なトラバース道が終わると、烏帽子岩に到着です。

大きくて広い岩ですが、傾斜があるので歩く時は気を付けてくださいね。

また、私の下の方を見ると分かりますが、岩が薄い板のように剥がれて崩れます。

足を乗せた途端に岩が剝がれたら、バランスを崩して転倒するので十分に気を付けてください。

後ろが何も見えなくて残念!

この岩の所で、主人がブロッケンを発見しました!

綺麗なブロッケン現象

ブロッケン現象とは?

太陽などの光が背後から差し込んで、自分の影の周りに色のついた光の輪が現れる現象です。

虹のように見えるので、とても綺麗です。

ブロッケン現象が現れる条件は、自分の後方に太陽があり、前方には霧や雲があること。

そして、太陽=自分=霧や雲 が一直線に位置していることです。

なので、中々この条件が揃うことは難しくて、見たことが無い人も多くいます。

名前の由来は、ドイツのブロッケン山で良く見られていたから、ということです。

 

美ヶ原を後にして

烏帽子岩を過ぎてしばらくすると、高原とはお別れです。

主人の左後方にあるのが、烏帽子岩です。

写真を撮っているあたりは、日差しも射してきたけど、高原の方はガスに包まれていますね。

後ろは烏帽子岩

こんな感じの、緩やかな道を進んで行くと、下山する分岐があります。

下の地図です。

ここで高原とはお別れです

下山開始

この分岐までは、ガスガスではあったけれど、広々として気持ち良い登山道を歩いてきました。

でも、ここからは樹林帯の中の下り道です。

百曲がりコースを下る

コースの上半分くらいは、岩がゴロゴロで歩きにくいガラ場でした。

足首がグラグラするガラ場

この道を下って行くと、湧水が出ていて登山道が川みたいになっている場所もありました

そして、放り出されるように広い場所に出ました。

 しっかりした東屋
  すごく広い場所

           『県民の森』に入ったようです。

県民の森

ここにあった沢は、苔むした岩々の間を流れていて、とても綺麗でした。

東屋で休んだり、沢を眺めたりしてゆったりしていました。

まだ時間は12時を少し過ぎた頃だったので、気持ちに余裕があったんですよね。

でも、早く温泉に入りたい~と歩き出すと、20分くらいで下山でs来ました。

下山したところ

青い道の『ふじさわ道』と言うところを歩いて来ました。

 

下山後の温泉

昨日は車中泊をしたのですが、その時にお風呂に入って夕飯を食べたところへ、また行きました。

ふれあいの湯

お風呂は、温めの内湯と源泉かけ流しの水風呂、内湯よりさらに温めの露天風呂がありました。

もしかして、露天風呂が温かったのは、外気温が低かったから冷めたのかもですね。

水風呂は人肌くらいの温度があったので、温湯が好きな私は温かいお湯より長く入っていました。

お湯の感じは、若干のトロミがあったので、体が良く温まりました。

 

温泉の隣が食堂

建物は繋がっていたような記憶もありますが、そういう位置に食堂があったんです。

登山の前と後は、タンパク質補給がベストです。

主人も私も、肉料理を食べました。

美味しかったよ~

2人共、定食を頼んだのですが、これで約¥700でした!

そうは言っても、2016年の話ですから、今は値上げしてると思いますけどね。(笑)

味は少し濃いめでしたが、と~っても美味しかったですよ。

この量だと、大概は主人に手伝ってもらうんだけど、全部1人で食べれられちゃいました!

それだけ、美味しかったと言うことですね。

この温泉と食堂は、おすすめなので地図を載せておきます。

和田宿温泉 ふれあいの湯

まとめ

高原と言っても、標高は2000mを超えています。

高山に慣れて無いひとは、普段よりゆっくり歩いたり、近くに前泊して標高に体を慣らすのが良いです

そうすることで、高山病になりにくくすることが出来ます。

また、高原は日差しを避ける場所がほとんどありません。

そのため、日焼け止めやサングラスなど、紫外線対策をしっかり行いましょう。

また、2000mを超える地点では、夏でも風が冷たいです。

なので、ウインドウズストアーなどの上着を、必ず持って行きましょう。

私が行ったのは10月半ばだったので、夕方にはライトダウンを着るほど寒くなりました。

また、高原を歩いている時も、風が冷たくて耳が痛くなるほどでした。

防寒対策のグッズも、ザックに入れておくことをおすすめします。

宿泊施設もあります

王ケ頭山頂の近くに王ケ頭ホテルがありますが、その他にも宿泊施設やレストランがあります。

宿泊して、ゆっくり高原の美しさを楽しむのが良いと思います。^^

 

 

 

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