志賀山から裏志賀山への周回コースは初心者におすすめのコースです。
コースタイムは約3時間半ですが、急な登り下りが長くあります。
なので全く山が初めて、という方にはお勧めできません。
また志賀山の標高は2037mと高いので、1000m以上の山を経験してから行ってください。
それでは、志賀山から裏志賀山を経て、四十八池を通り下山する、周回をご紹介します
志賀山の登山口は、裏志賀山を経て、四十八池を通り下山する周回コースでも、往復するのでも同じです
志賀山へのアクセス
バスを使っても車でも行かれますが、バスの本数は少ないので注意してください。
公共交通機関を利用
長野電鉄長野線『湯田中駅』で下車。
バスで『大沼池入口』で下車。時間や料金は、そのつど調べてください。
車で行く
上信越自動車道の『信州中野IC』で降りる。
国道292号線で志賀高原方面へ向かい、約50分ほどで志賀高原に到着します。
駐車場は硯川ホテル前にありますが、余り広く無いので早着をお勧めします。
夏季の場合は、サマーリフトが動いているので、リフト利用者は乗り場の近くへも停められます。
志賀山登山お勧め季節
志賀高原は、とても雪の多い地域です
冬季は、国道も閉鎖になってしまうほどなのですよ。
なのでこの山の登山シーズンは、5月から10月末となっています。
しかし5月には、まだ山の中に雪が残っていることもあるため、7月以降が良いでしょう。
志賀山サマーリフト
営業開始時期は、その年によって違うようです。
また営業を開始したらずっと動いている、という訳でも無いみたいなので、出発前に確認してください。

写真を撮った時、日が当たっていたので、見にくくてすみません(汗)
志賀山登山道池めぐりコース入口
リフトに乗らない人は、リフトと反対側へ向かうと、入口があります。
しかしこの入口から登るとかなり急で長いので、前山山頂につく頃は疲れてしまうかもです(汗)
体力温存のためにも、リフトで前山山頂まで一気に、上がっちゃう方が良いでしょう。
まずは志賀山へ
周回コースですが、最初は同じ道を使います。
池の方から登るか、志賀山を最初に登るかは、自分の体力・筋力と相談してください。
私が歩いた自分の感覚では、先に志賀山へ登った方が、良いかなぁっと思いました。
その理由は、疲れた体で急な所を下るのは、少しでも短い方が楽だと考えるからです。
前山山頂からスタート
リフトで一気に標高を上げてしまうと、高山病の症状が出てしまう場合があります。
山頂は広くてベンチもあるので、10分くらい休憩してから歩き出すと良いでしょう。
平坦な道で準備運動
地図を見ると分岐がありますね。
そこまでは、ほぼ平坦な登山道です。
これを利用して、おにぎり1個とかエネルギー補給しながら、先の急な登りに備えましょう。
渋池を過ぎると木道になりますが、濡れていると凄く滑るので要注意です。
木道を過ぎて、分岐から少し進むと、本格的な登山道が始まります。

志賀山登山口
私が登山口の表記を見落としたのか、元々無かったのか写真が残っていません。
でも、分岐を左に進めば迷うことなく、志賀山への登山道が始まります。

段々急になる登山道
初めは少しの登りですが、直ぐに岩が出て来て傾斜もキツくなります。
平坦な道の所でエネルギー補給しなかった人は、足が止められる場所で1度休憩することをおすすめます。
なぜならこの先は、志賀山山頂までずっと急な登りが続くからです。

色々な花やヒカリゴケ
ロフトを降りてから、登山道の周りには色々な花が咲いています(2025年8月24日)
平坦な道では問題ありませんが、急な所や狭い道では、十分の気を付けてくださいね。
岩々な所を登ってる途中で、左手にヒカリゴケを見つけました。
木の根元の空洞になってる中にあって、日が当たると光って見えるんですよ

数少ない苔なので、見つけても場所は公開しないでくださいね。
志賀山山頂手前まで
山頂手前って? ですよね(笑)
まるでココが山頂!って、言わんばかりの場所があるんですよ。
地図を見れば違うことは、明白なんですけどね。
そこまでは、少し緩い所もありますが、ほぼほぼ急な登りです。
でも、後ろを振り返ると大きな池が見えたり、周りはクマザサに覆われ花も色々咲いています。
見上げれば、青空に登山道が消えて行く、そんな雰囲気もとても素敵ですよ。
主人のスマホ、レンズ部分が汚れていたのか、もや~としてます(笑)

山頂じゃないけど
傾斜が少し緩くなった所を進むと、目の前が開けて山頂風な石柱があります。
その上には方位板があって、志賀山2035.7mと表記されていたんです。
本当の山頂は狭いので、ここで一旦休憩しておくと良いでしょう。
この場所の展望は、1か所少し見えるだけです。

本当の志賀山山頂へ
上の写真から奥へ少し進むと、、やっと志賀山の山頂に到着です。
でも山頂は、すごく狭いですよ(笑)
座って休んだら、他の登山者の邪魔になっちゃうほどです
でも眺めは90度も無いけど、隣の裏志賀山や下の池が見えて、素晴らしかったです。
三角点の周り、2mくらいしか無かったかなぁ(笑)


次は裏志賀山へ
志賀山から目の前に見えた山、それが裏志賀山です。
下を覗くと、笹ロードに小さく人が見えました (^0^)
ん~~、あそこまで一気に下ってから、裏志賀山へ登り返すのか!
ちょっと気分が萎えたけど、それ以上にその場所の眺めは、素晴らしかったです。
志賀山を振り返る
ガ==ッと下ったら、次は裏志賀山へ急な登りです。
樹林帯だから眺めは悪いけど、木の間から志賀山が見えました。
山頂からの笹ロード下りと、その後のガレた下りを2枚並べます。
どこが登山道か、分かりますか?

上の写真より下った場所↓

裏志賀山の登山道は樹林帯
木々に囲まれているだけでは無く、背丈ほどある熊笹に覆われているので、とても暑かったです。
でも、そこを登りきると目の前が開けました
裏志賀山山頂と、志賀山神社へ向かうのは左。
四十八池へ下るのは、右という分岐です。
ここから山頂は直ぐだし、神社もその先直ぐのところにありました。

裏志賀山山頂
山頂は、志賀山の山頂より狭くて、山頂表記はありません。
ベンチが1つあるだけですが、そこからの眺めは良かったですよ。
主人が山頂に立ち、神社へ向かう私を撮ってくれました。
前に見える林の中に神社があります。

志賀山神社
裏志賀山山頂から見えた林に入ると、直ぐ右側にお社がありました。
ここが、志賀山神社です。
そして、神社から少し先へ行くと行き止まりですが、そこからの眺めも良かったですよ

下山前に休憩
裏志賀山山頂へ着くまでに、私は太ももの内転筋が2回攣りました(^^;)
それは、ここまでガッツリ登山をしたのは、2か月以上ぶりだったからです。
私や主人の体調不良などで、登山が出来なくて、日頃の運動も出来ていなかった。
それなのに、コースタイム3時間半と言う、急な上り下りのある山に挑んだからです。
自分でも良く歩けたなぁって、感心しちゃいました(笑)
下山前のストレッチ
登って来たときに分岐から見えたように、四十八池までは急な下りが想像できました。
なので主人はベンチに座ってエネルギー補給、私は股関節から下を入念にストレッチしました。
酷い時は、ストレッチするだけでも攣ってしまうのですが、この日は無事に動かすことが出来ました。
志賀山から下山
楽しい登山も、もう直ぐ終わりです。
初めの計画では、ピストンする予定でした。
ところが2人の疲労感が強かったので、来た道を戻るのは無理だと判断しました。
そこで下山道の半分は平坦な道になる、四十八池へ降りる周回コースに変更したのです。
状況判断は重要
登山届を出したし、家族にも伝えたからと、無理をしてまで計画通りに歩く必要はありません。
別のルートの方が、短かったり楽な道だった場合は、変更することをおすすめします。
とにかく、安全に無事下山することが、何より重要だからです。
四十八池へ降りるコース
裏志賀山山頂への分岐から、下り始めて直ぐにロープ付の、急な道が始まります。
ストックを持って無い人は、片手でロープを掴みながら、慎重に下ってください。
また岩が大きな所では、後ろ向きになって、しっかり岩を掴んで降りる方が安全です。
とにかく、どんな場所でもいつでも、第一に考えるのは『安全』ですから。

半月板損傷手術をした主人は、膝を多きく曲げられず、降りるのに苦労していました。

急な所が終わると、平坦で笹ロードの木道に変わります。
そして笹ロードを抜けると、目の前には池が広がっていました

平坦な道を歩く
木道を歩いて、向こう側に見える林まで行きます。
そこには東屋がありトイレもあるので、下山の疲れを癒すのも良いですね。
池に近いからか、空気はとてもヒンヤリしていました。
ここからはほぼ平坦な道で、登りで通った分岐の所まで行きます。
分岐からは、歩いてきた道を戻るだけです。

リフトに乗れなかった
主人が、疲れたからリフトで降りると言いました。
それなら私もリフトで、と考えてリフト乗り場へ向かおうとしたんです。
しかし手前の階段を1段登った途端に、この日1番激しく内転筋が攣ってしまいました。
足が攣ったら止まれないし、座ることも出来ない私は、歩いて下山することになったのです(泣)

志賀山下山道
この下山道、岩がゴロゴロのガレていて急だったので、疲れた足には過酷でした。(泣)
そしてリフトで上がった距離より、長かったように感じました。
私も半月板を痛めているので、いつも直下降は避けてジグザクに上り下りしています。
でもこの下山道は、狭くてガレていたのでジグザグ歩きが出来ませんでした。
直ぐに膝は痛くなったし、治ったはずの足首にも痛みが出たんです。
1人は寂しい
主人はリフトで降りたので、愚痴ったり話したりする相手がいません。
元気な時は、あまり気にならなくても、萎えた心に1人は寂しすぎました。
痛みと寂しさと戦いながら、ゆっくり下って駐車場に戻りました。
突然の大雨
車に戻り身支度をして、助手席に座ろうとした途端、大粒の雨がザ===!!と降ってきました。
ポツポツの前ぶりなしで、いきなりのザ===!!です。
間に合って良かったです(^^)v
ここまで急に降られると、ザックからレインウェアを出して着る。
その1分も経たない間で、ずぶ濡れになってしまいますからね。
楽しかった志賀山登山
2か月以上、しっかりした登山をしてなくて、座りっぱなしの仕事で運動不足。
そんな体で挑んだ、7kmで約4時間のコース。
私は1度も座って無いので、休憩時間としてカウントされた33分も、ずっと動いてた訳です。
疲れるわけですよね(笑)
攣ったら漢方薬68番
足の攣りには、68番が最高に効果的です。
登山を始めて直ぐから、色々と試してきましたが、68番は即効性があり強力だと感じています。
しかし漢方薬って、効く人と効かない人がハッキリわかれると、ドクターが言っていました(汗)
万人に効かないと言うのは残念ですが、攣りやすい人は試してみる価値はありますよ
志賀山から裏志賀山
このコースは、初心者向けということになっています。
確かに、距離は7kmと短くてタイムも4時間くらいですけどね。
写真を見て分かるように、岩々なところも急な所も、多数箇所あるのです。
なので、全く登山が初めてという人には、おすすめできないと私は考えます。
標高も2000mを超えると、天気や気温の変化が激しくなります。
また、高山病になってしまうこともあるんです。
低山で練習してから
全く登山経験が無いか、1000mを超える山の経験が無い人は、練習してから挑んでくださいね
何にでも順番がありますよね、登山も同じです。
行きたいから行く、のでは無くて、自分の体力や技量で、行かれる山を選んでください。
色々な山をご紹介しているので、参考にして頂けると嬉しいです
『おすすめ』というカテゴリーに入っています。(^^)
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