安全で快適な登山を楽しむための持ち物を解説!(追加情報あり)

安全で登山を楽しむために解説 安全&楽しむために
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登山は、自然との素晴らしい出会いを楽しむ絶好の機会です。

しかし、安全性を確保し快適な体験を得る為には、準備が欠かせません。

登山を始めるにあたって、揃えておくべきものなどについては、別の記事で詳しく解説しています

登山を始める人必見!・・・』 こちらを参考にして頂きたいと思います

この記事では基本装備以外の所に着目して、より安全で快適な登山のための持ち物を解説します。

特に、安全に関しては絶対におすすめのものがあるので、ぜひ最後まで読んで頂きたいと思います

 

データで分かる事故の多さ

脅かす訳ではありませんが、実際に多くの事故が起こっています。

起きてしまった事故を知ることで、事故を避けるにはどうしたら良いかが学べます。

なので、最初に遭難者人数のデータを示します。

こちらは、警視庁が発表しているデータです。

参照:警視庁生活安全局生活安全企画課より

とても危険だと思われる岩登りや沢登は、意外に少ないですね。

これは、岩登りや沢登は、経験や知識のある人が、装備を揃えて行っているからと考えられます。

そして、頂上へ立つことを目的としていないハイキングでも、遭難者がこれだけ出ています。

また、山頂を目的とする登山になると、何倍も多くの人が遭難していることが判ります。

これは、ハイキングや登山を行う人の中には、装備や知識が不足している人がいることを示しています

 

事故の発生原因

事故の発生原因

こちらは、『山岳遭難対策制度』であるココヘリのページ掲載されているデータです。

会員で無くても見る事が出来るので、上の青文字をクリックして見てください。

多くは避けることが出来る遭難

データでは、74%が装備や準備、知識をしっかり持っていれば、避けることが出来る事案です。

行動不能

遭難者の多くは、疲労により歩く事が出来なくなっています。

これは、自分の体力や筋力を把握していなくて、自分に見合った山を選択できて無い証拠です。

また、行動食や水分などを適切に補充しなかったことで、疲労が酷くなっているケースもあります。

どちらにしても、知識不足が引き起こしていると考えられます。

道迷い

これは、地図を携帯していないか、持っていても理解できていない場合が多いです。

または、道標にばかり頼っての行動で、疲労や仲間との会話など注意散漫になって見落とした結果です

どちらにしても、知識不足は否めません。

下山遅れ

これに関しても、知識不足は同様で、登山計画そのものが適切に作られていないことが原因です。

自分の体力や歩くスピードを理解し、コースタイムと照らし合わせること。

登山道の状況や、天候などの情報収集が甘くて、自分の予定通りに歩けなかった。

などが考えられます。

私は何度も下山中にすれ違った人に「今からどこまで行く予定ですか?」と聞いたことがあります。

1番ビックリしたのは、15時近くなってから登山口付近で出会った人が居たことです。

しっかり装備をしていたら『ナイトハイク』も考えられますが、そういう人に限って軽装なんです。

登山道の状況を説明し、装備不足である事なども説明した上で、下山してもらったこともあります

 

知識不足が事故に繋がる

このように、多くの事故は知識不足と装備の不備から起きています。

登山は山を歩くだけ。

このような考え方は、絶対に持たないでください。

体力や筋力が有るだけでも、安全な登山は行えません。

必要な知識を、しっかりと得た上で、色々な山へ行って頂きたいと思います。

 

行うべきこと

登山届を出す

どんな山へ行く時も、必ず登山届を出しましょう。

簡易登山届と登山計画書は、『日本山岳・クライミング協会』のページからダウンロードできます。

また、登る山がある県の警察ホームページから、パソコンやスマホで届を出す事も出来ます。

スマートフォンアプリの『compass』は、更に簡単で便利です。

登山計画を立てる段階から、登山中や下山後の家族への連絡などまで出来るようになっています。

また、雨雲や天気予報まで判り登山記録を残す事も出来るという、とても優れたアプリです。

それと、登山口に登山届のポストが置いてある場合もあります。

しかし、低山などでは置いて無い場合の方が多いです。

着いてから『登山ポストが無い!』では困りますからね。

なので、スマホの登山地図や警察への届け出を、おすすめします。

救助に備えて

山の中はスマホ電波が届かない所の方が多いです。

なので、スマホで助けを呼ぼうとしても、出来ない事の方が圧倒的に多いのです。

そんな時のために、家族や友人にも行き先や下山予定時間などを詳しく伝えておくことが大事です。

つまり、登山届や登山計画書を家族にも出しておくと言うことです。

時間になっても下山の連絡が無い時は、家族や友人から捜索願を出してもらうことがが出来るのです。

予め、「〇時になっても連絡が無い時は、捜索願を出してください」とお願いしておきましょう。

ココヘリに加入する(注意事項追加)

捜索してもらうには、誰かが遭難していることを伝えなければなりません。

紙やWEBでの登山計画書を出しただけでは、捜索は始まらないのです。

なぜなら、あなたが遭難したことを知っている人が居ないからです。

なので、上に書いたように家族や友人にお願いしておく必要があるという訳です。

登山道は長い

捜索願いが出されたとしても、山は広いし登山道も長いです。

山岳警備隊や警察が、地上から歩いて探すには、相当な時間が掛かってしまいます。

ヘリも、天候が悪い時や暗くなってしまったら、飛ばすことが出来ません。

『救助は時間との闘い』と言われています。

早く見つけなければ、命が助からないこともあるのです。

ココヘリには発信機がある

ココヘリに加入すると、発信機が送られて来ます。

この発信機は、専用のケースを使ってザックに装着します。

発信機からは、3秒間隔でGPS信号を発信しています。

なので、家を出てから家に帰るまでの足取りが、全て判るようになっているのです。

ココヘリの携帯を義務化している県があるほどに、信頼のおけるものです。

GPSを辿って捜索

自分から電波を発信しているので、遭難者が居る場所をかなり狭い範囲に特定できます。

更に捜索方法もヘリだけでは無く、ドローンも使っています。

なので、地上の捜索隊と連携を取って、早く遭難者の所へ到着できると言う訳なのです。

捜索を開始してから3時間以内に発見された人は、なんと86%もいるそうです。

でも、発信機は機械なので、充電や電源は登山開始前の準備段階で必ずチェックしておきましょう。

注意点追加

ココヘリから捜索費用を出して貰うための、ちょっと首をかしげるような規約がありました。

それは、登山届を渡した家族や友人から、捜索願を出してもらう必要がある、ということです。

もしグループ登山などで、一緒にいた仲間から捜索願を出されると、捜索費用は自己負担になります

また、登山届は家族だけでは無く、ココヘリや警察や自治体(登山届ポストなど)に出す事が必須です

登山届が出されて無かった場合も、捜索費用は自己負担となってしまいます。

このことをよく考えて、加入するかどうかを決めてください。

ココヘリの規約を、見落としていたこと、深く深くお詫び申し上げます。

 

快適登山のために

楽しく快適に登山を行うためには、飲食物も考えて選ぶ必要があります。

厚生労働省では、身体活動の強さを示す時、 メッツ という単位を使っています。

身体活動・運動の単位という厚生労働省のページでは解説と共に表にして分かり易く示しています。

メッツは、3.0から始まって7.5のところでは、約1~2kgの荷物を背負っての登山となっています。

1時間くらいの山歩き装備だと、この荷重かも知れませんね。

でも、日帰り登山で3~4時間歩く場合は、ザックの重さが1~2kgと言う事は、無いと思います。

ペットボトル2本だけで、約1kgですから。

つまり、登山の運動強度は高いということです。

だから、途中で水分補給はもちろん、エネルギー補給も必要になります。

行動食とは

行動食について、詳しく書いた記事があるので、そちらを見て頂きたいと思います。

登山はエネルギーチャージしながら山頂を目指す!行動食の役割』という記事です。

上の記事では、行動食が必要な理由から選び方・おすすめまでが書いてあります。

なので、今回は少し別の視点で行動食を説明します。

行動食は、エネルギー補給のために食べます。

だから、高カロリーのものを体や好みに合わせて選べば良いと思います。

ですが、体のコンディションを整えるという役目を果たす行動食があると、より快適に歩けます。

それは、筋肉疲労を少なくしたり疲れた筋肉の回復を助けたりできるからです。

主に、スポーツゼリーとして販売されています。

主成分はアミノ酸

アミノ酸とは、体を構成しているたんぱく質で、筋肉・皮膚・動く体のサポートをおこなっています。

筋肉のエネルギー源となる事で知られている『BCAA』が有名です。

BCAAとはアミノ酸で、バリン・ロイシン・イソロイシンを指します。

アミノ酸は、登山開始前に飲むだけでは無く、途中でも補給することをおすすめします。

それは、最後まで良いコンディションで登山を楽しむことができるからです。

たんぱく質を構成している1番小さい形がアミノ酸です。

なので、たんぱく質が含まれているものを食べるより、吸収が早いんです。

摂取から30分で体に吸収されるという速効性があるので、登山中にも摂ると元気に歩けるという訳

アミノ酸を摂取するタイミング

アミノ酸っていつ飲んだら効果的なの?って悩むことが多いですよね。

それは、アミノ酸の製品が色々あるからだと思います。

色々ある理由は、飲むタイミングやコンディションによって、使い分けするためです。

私は、味や実感力から『アミノバイタル』が1番好きで、良く飲んでいます。

なので、ここではアミノバイタル製品をご紹介したと思います。^^

登山前に飲む

登山前に飲むのが適しているのは、下の製品です。(クリックするとショップに入れます)

この2つは、どちらか1つだけでも良いのですが、2つを同時に摂取る事で最後まで粘れる強さを

サポートしてくれます。

どちらか片方の場合は、山頂やキツイところを歩いた後などに、追加で摂取すると良いと思います。

登山中に飲む

アミノバイタルPROの方は、顆粒で軽いから持ち運んでも楽々です。

ゼリーの方は少し重さがあるので、持って行くのはどうかな?と感じる方には1/2量があります。

また飲み水をアミノ酸ドリンクにすることも、常に補給が出来る訳なのでおすすめの摂取方法です

クエン酸チャージの方は、アミノ酸の他に疲れから回復するためのクエン酸が入っています。

なので、疲れやすい方には、こちらをおすすめします。

山頂や下山後に飲む

キツイ所を登ってヘトヘトに疲れた山頂や、下山してから飲むと体の回復の助けになります。

疲れが翌日に残り難くなりますよ。

これには、顆粒・ゼリー・ウォーターの種類があるので、その時の気分で使い分けも良いですね。

リカバーに効果的なタイミングは、運動後30分がベストです。

また、その10分前と10分後までが良いとされています。

なので、運動直後より20分以降40分以内がゴールデンタイムと言うことですね。

 

まとめ

安全で快適な登山を行う為には、もしもの時の備えと登山前・登山中・登山後にアミノ酸を摂取

することが良いという事を判っていただけたでしょうか?

アミノ酸を飲んだことが無い人には、効果を想像する事ができないと思います。

ですが、筋力が弱くて疲れやすい私にとっては、アミノ酸を飲んだ時と飲まなかった時の差は、とても

大きく感じられます

キツイ登山は、時に『苦行だ!』と言われますが、こうしたアミノ酸を上手に使って少しでも苦に

ならない登山を楽しみたいですね。(^^)

 

 

 

コメント

  1. わーこ より:

    私が登山をしていた時は、アミノ酸を取るとか全く知りませんでした。
    このような商品もあったのかも知れないけれど、気づかなかったな。
    知っていたらもっと楽になっていたでしょうね。

    • harupy より:

      はい、アミノ酸はかなり効果的ですよ。
      筋肉疲労に効果的で、頑張れる力や下山後の筋肉痛を和らげたりします。

      ちょっと高価ですけどね。^^;

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